定年になってわかる 会社組織における役職者の役割

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こんにちは、こめまるです。

僕の周りには幸いにもいませんが、よく見聞きすることで、会社員時代の役職を退職後も引きずる人がいるようです。

特に会社員時代、部長以上の管理職にいた人の中に時々見かけるそうです。

健康社会学者の河合薫氏は、そんな人のことを”塩漬け”おじさんと呼んでいます。

“塩漬け”おじさんが定年後再就職で失敗する理由

△ △ △
良かったら河合氏のコラムを読んでみてください。なんか滑稽ですが、哀しくもあります。




会社員 役職とは何か

会社員における役職とは、役割分担のことです。

複数人が集まる集団では、みんなが勝手に行動してはまとまりがなくなり、効率の良い仕事が出来ずに、結果として効果も発生しません。

だから、集団の中でメンバーの行動を導く役目の人が必要になります。
その仕事を担うのが役職者です。

集団の規模によって違いますが、数人から数十人の課があり、そのいくつかの課をまとめる部があり、その部の集まりが会社組織となります。

僕の場合は、課のメンバーとして仕事を覚え、経験を積んで課長になり、マネージャーとしての経験を積んでから部長になりました。

そして課長、部長となると役職手当というものが支給されます。
これは、偉くなったからもらえるのではなく、その重責に対して支払われるものと認識しています。

上手く言っている組織は、役職者がそれぞれ自分の役割を十分に担っている場合で、それにひとつ加えるとしたら役職者がメンバーの邪魔をしていない組織です。




会社員 元役職者 勘違いの哀しさ

役職というのは、人間の偉さを測るものではなく、組織における役割分担です。そして支払われる手当は、その仕事の大変さに対して支払われるのです。

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だから人によっては、そんな重責に耐えられず、役職を外してもらい、収入は減るけど伸び伸びと仕事をしたいという人もいます。

役職者になれば、責任も重くなるけど、権限の範囲も広くなり、一般社員の時はいちいち上司の承認を取らなければならなかった案件も自分の判断で出来るようになります。
中には、美人の秘書がついて、革張りの椅子に座れるのが嬉しいという人もいるらしいです。

僕は、権限の範囲が広くなったことが一番の嬉しかったです。

しかし、大企業になると55歳くらいで役職定年というものがあるようで、それまでの権限がなくなり、その代わり責任もなくなり気楽になりますが、役職手当も出なくなり給料もさがります。

だから役職定年は、経済的なこともあって、自分を惨めに感じる人もいるようです。
中には、元部下だった現上司に意見などして嫌がられる人もいるようです。

定年退職者 困った元役職者

社内だけで困った人なら、まだ世間への迷惑はないですが、
これは、楠木新氏の著書「定年後」にも出てきますが、コンビニの店員や駅の駅員などに食って掛かる人は意外と会社員時代、役職者だった人が多いのではないか、と推測されています。

つまり会社員時代の役職者時代に部下を注意したり、叱責した名残なのでしょう。
しかもその背景に過去の自分の活躍していた頃が忘れられず、定年後の境遇が受け入れられないということがあってより質が悪いです.

そういう人を救う方法は僕にはよくわかりませんが、周囲が言うよりも結局本人が気づくしかないのかなと思います。

内館牧子著の「終わった人」もそんな元会社役員を主人公にしています。
傍から見ていれば、十分なお金もあるのだから、旅をしたり、打ち込める趣味に高じたりと人生を謳歌できるのにと思うのですが、ようは想像力がないのです。つまり視野が狭いのです。

最後に

僕自身は、中小企業に勤め、それなりの役職を経験しましたが、定年後の再雇用では全くなくなってホッとしたというのが本音です。

ところが周囲の認識が追い付かず、退職後もいろいろ判断を求められて辟易しました。
再雇用を2年で切り上げるのもそのことが理由のひとつでもあります。

やはり自由がほしいですからね。




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