こんにちは、こめまるです。
テレビドラマ「わたし定時で帰ります」が、欧米で話題になっているそうです。
映画評論家町山智浩氏によると、定時で帰るのが当たり前なのに、それを実行する女性がヒロインになるなんて考えられない、ということです。
僕はこのドラマをダイジェスト版でしか観ていなくで最終回も観てません。
でも、この原作が出たことや、そればテレビドラマになったということで注目していました。
さて、今日は残業、休出について考えたいと思います。
定年後 一番嬉しかったのは生きてて良かった
僕は、1982年4月に今勤めている会社に入社し、35年後の2017年9月に定年退職を迎えました。
定年になって一番嬉しかったのは、生きて退職金を受け取れたことです。
というのも現役時代は、残業も休出も厭わないサラリーマンだったので、35年間、病気にもならず、事故にも合わず、生きて退職金を受け取れたのことが本当に嬉しかったのです。
なぜか、思い出すのは、12年前、会社の先輩が、業務中に急死するということがあったからです。
その先輩は僕より9歳年上で、亡くなった時は59歳。
部署が違っていたので、直接的な接点は少なかったですが、会社が小さい頃から働いていて、会社の成長に貢献された一人です。
僕は、当時大阪に単身赴任していましたが、その赴任先で報告を聞きました。
後で聴いた話ですは、定年までの日数を数えて退職金を受け取ることを楽しみにしていたそうです。
やり切れない思いで、そのような話を聞き、先輩の無念さが偲ばれます。
そんな思いもあって、定年後、一番嬉しかったのは生きてて良かったことでした。
サラリーマン人生 残業も休出もする必要だったか?
最近あまり聞かないですが、働くことは自己実現だということを誠にしやかに書いている記事に出会ったことがあります。
まず、自己実現とはどういうことなのかわかりませんでした。
今でもよくわかりません。
簡単に、自分の欲求、目的を達成させることと思っていましたが、厳密に言えば違うようです。
でも、仕事を通して自分の欲求や目的を達成するというのもおかしいような気がします。
つまりそうなると仕事は目的を達成する手段なわけです。
自己実現の達成=人生の幸福と考えると、仕事は手段なわけで、経営者が自分の幸福を得るためにそれに協力するために集まった人たち(社員たち)に残業や休出を強いて不幸にすることはおかしいことです。
つまり雇われている側は、経営者の幸せのために自分を犠牲にしてはいけないのです。
だから残業や休出をしてはいけないのです。
ところが仕事の成果が捗らないとしてしまいます。
そうなると経営者や資本家は、従業員を長時間働かせることで成果があがると勘違いします。
その勘違いが現在に日本の経済の停滞を招いていると思います。
つまり従業員が残業をしたり休出してまでして成果を挙げようとすることはだめなことだったのです。
現役時代、残業、休出を多くしてきた僕としては、なにか凄く空しいことだと思います。
最後に
会社の先輩以外にも取引先で親しくしていた方が、50代に2人亡くなっています。
そのお二人の無念さは、考えるに忍びないことです。
でも僕は幸いにも生きて定年を迎えしかも元気です。
これな幸運はないのです。
この運を無駄にしてはいけないので、楽しんで生きたいと思います。
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