定年後の3大不安というと、
お金、健康、生きがいと言われます。
生きがいを孤独と変えて言う人もいます。
しかも、多くの定年本では、お金と健康は外すことがありません。
それだけは、この2つは何がなくても必要なものです。
そして、僕の意見は、健康の方がお金に勝るという考えです。
なぜなら、健康なら働くことが出来る、遊ぶことが出来る、
つまり自分の好きなことが出来るわけです。
ところがお金はあるけど、健康ではない、
病院から出られない、家から出られないとなると、
大幅に行動制限され、つまらなくなります。
特に加齢とともに定年前後に発症しやすいのが、2型糖尿病です。
2型糖尿病とは?その定義は?
2型糖尿病は血液中のブドウ糖いわゆる血糖が、
正常より多くなる病気です。
血糖値の高いままに放置すると、
少しずつ、全身の血管や神経に障害が起き、
さまざまな合併症を引き起こします。
2型糖尿病の原因としては、
遺伝による体質や高カロリー食、
高脂肪食、運動不足などが
挙げられます。
それらの原因により、
インスリン分泌の量やインスリンの効き具合が低下し、
インスリンの作用不足が起こるのです。
インスリンとは、
すい臓のβ(ベータ)細胞で作られるホルモンで、
血糖値を下げる働きがあります。
2型糖尿病の定義は、
健康診断の検査で、
1、過去1~2ヵ月間の血糖状態を反映する
HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)値が6.5%以上
2、空腹時血糖値が、126mgdL以上
3、随時血糖値が、200mgdL以上
1~3のいずれかを満たす、またはすでに糖尿病治療を受けている場合です。
2型糖尿病 発症するリスクの高い人
30歳時点で「ちょっと太り気味かな」という人は注意してください。
なぜなら30年後の定年まぎわに糖尿病と診断される可能性が高いです。
なぜなら、BMI(体格指数)ごとにリスクを見てみましょう。
BMIとは、手軽にわかる肥満度の目安です。
計算式は、
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]
となります。
身長はcm(センチメートル)ではなくm(メートル)です。
例えば、僕は身長168センチ、体重58kgですが、
計算式に数値を入れてみると
58÷(1.68×1.68)=58÷2.822=20.55
普通体重は、BMIが18.5から25ですから、
僕は、標準というわけです。
さて、
BMI30以上(肥満)の男性は、
65歳までに2型糖尿病を発症する確率は、
77.3%、女性は64.8%
BMI25以上~30未満(過体重)では、
それぞれ49.1%、35.7%でした。
平均でも、30歳時点で健康なサラリーマンが65歳までに
2型糖尿病になる確率は、男性が34.7%、女性が18.6%で、
なんと男性で3人に1人、女性で5人に1人が
65歳までに2型糖尿病を発症する計算になるわけです。
しかも肥満の人は、この確率が確実に高くなるわけです。
2型糖尿病 危険因子だらけの生活環境
日本のサラリーマンの働き方、生活環境は、
2型糖尿病の危険因子でいっぱいです。
例えば、
座りっぱなし、
長時間労働の影響による食生活の乱れ
慢性的な睡眠不足
などですね。
一部の企業では患者を対象とした
血糖管理プログラムを提供しているそうですが、
結局は、自分が予防するしかありませんね。
まとめ
僕は、3年ほど前の健康診断の問診で、
少し糖が出ていると言われ、
コーヒー好きの僕は、
いつもミルクと砂糖を入れていたのを
すっぱりと止め、ブラックしか飲まなくなりました。
最初は苦いと思ていましたが、
そのうち慣れて、逆にブラックでしか飲めなくなりました。
つまり慣れなんですね。
そして、その後健康診断では、血糖に関する異常は出ていません。
何はともあれ、普段からよく歩くようにして、
余暇にはしっかり身体を動かすことが大切ですね。
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