定年後は「未知との遭遇」―過渡期を生きた僕たちのこれから

定年
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こんにちは、
こめまるです。

僕は、自分が「ラッキーな世代」だと思うことがあります。
それは、1957年(昭和32年)生まれという、いわば“谷間”の世代に生まれたことです。

団塊の世代と第2次ベビーブームの狭間にあたり、当時としては出生数が最も少なかった年のひとつ。
そのせいか、学校でも職場でも、どこかのんびりとした空気が漂っていたように思います。

同世代に会うと「春風に吹かれている」ような柔らかい雰囲気の人が多くて、不思議と安心するのです。

これはあくまで僕の実感ですが、生まれた時代が人の性格や価値観の形成に少なからず影響していることは間違いないと思います。

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過渡期ばかりを歩いてきた人生

僕が生きてきた時代は、常に「過渡期」でした。

たとえば映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で描かれるような昭和30年代は、どこかファンタジックで郷愁を誘いますが、僕の小学生時代はそんなに美しくありません。

町には野良犬がうろつき、クラスには寄生虫を持っている子も珍しくなく、先生に叩かれることも日常。プライバシーなんてものも、ほとんど存在しませんでした。

でも、ちょうどその頃から世の中が大きく動き始めたのです。

テレビ、ラジカセ、ウォークマン、ポケベル、ファクシミリ、携帯電話、パソコン、スマートフォン――生活を変える道具が次々に登場し、僕たちはそのたびに対応し、使いこなしてきました。

制度や社会常識も大きく変わりました
嫌煙権、男女雇用機会均等法、セクハラ・パワハラの概念、定年延長や再雇用、年金制度の変遷など、枚挙にいとまがありません。

つまり、僕たちの世代は「変化」に常に直面し、柔軟に対応しながら生きてきたのです。
そして今――定年後の生き方すらも、また「過渡期」にあります。

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僕たちの世代の強みと弱み

そんな僕たち世代の強みは、何と言っても「変化に慣れていること
そして、新しいものを受け入れる柔軟性です。

子どもの頃にはなかったものが、次々と生活に入り込み、それを「面白そう」と感じて使ってきました。
パソコンも、スマホも、試行錯誤しながら慣れていったのです。

一方、上の世代にはITをあまり使いこなさず、電話中心の方が多く見受けられます。
逆に下の世代は、若いうちからITと共に育ってきた“デジタルネイティブ”。僕たちはそのちょうど中間にいるとも言えます。

ただし、僕たちの“弱み”は競争に不慣れなことかもしれません。
人を押しのけてでも出世を目指すようなガツガツした面は、あまりない気がします。

定年後こそ、新しいチャレンジのチャンス
自然界では「強い者」ではなく、「変化に適応できる者」が生き残ります
これは人間社会も同じでしょう。

たとえ現役時代に管理職や役員を務めていても、定年後には「肩書き」は通用しません。
必要なのは、現場感覚と柔軟な対応力です。

だからこそ、パソコンやスマホ、インターネットを使わないのは本当にもったいない。
この広大な世界を活用すれば、体力が落ちても、いくらでもできることがあります。

よく「資格を取ろう」と考える人もいますが、その時間と費用を、情報発信に使ってみてはどうでしょうか?

ブログを書いたり、昔好きだったことを振り返って発信したり――
きっと「自分にしか発信できないこと」があるはずです。

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僕がブログを書く理由

ちなみに僕は、学生時代から好きだったクラシック音楽をテーマに、ブログを運営しています。
記事数は現在約350本。1,000本を目指して、毎日少しずつ書き続けています。

お金になるかどうかはわかりません。でも、自分の「好き」が形になっていくのはとても楽しいものです。

そしてきっと、1,000本に到達したとき、それはかけがえのない「自分の資産」になっていると信じています。

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最後に

定年後の人生は、まさに「未知との遭遇」
でも、過渡期を生きてきた僕たちには、それに立ち向かう力があります。

今ある環境を活かし、自分らしく発信することこそ、これからの時代にふさわしい生き方ではないでしょうか。

なおこの文章は僕が今から7年前の61歳の時に書いた文章です。
今読んでも古さは感じないです。



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