こんにちは。
こめまるです。
退職後は、開放感を味わえると思っていました。
ああ、終わったぁー!と気持ちのいいものだと思っていました。
ところが意外とそんなことはなく、むしろ前の会社の幻影に怯える日々が続いています。
これってあまりにも長い期間、雇われる生活をしてきた後遺症だと思います。
怪談 携帯電話 見えない紐が繋がれて
会社支給の携帯電話を持つようになって20年ほど経つでしょうか?
最初は便利と思っていましたが、常に見えない会社からの紐が繋がっているように感じます。
投書は、他の部署などと情報の共有化が出来ると喜んでいましたが、これは完全に繋がれた犬状態です。
土日祝日だろうが、自分の休みの日だろうがおかまいなく、会社からのメールが届きます。
じゃ、切っておけばいいじゃないか、と思うのですが、切っておくと却って落ち着きません。
もう完全に社畜状態だったのです。
会社に飼いならされた悲しいサラリーマンでした。
怪談 鳴るはずのない携帯電話の音が聞こえる
退職の日、具体的には2019年7月30日。
自ら、自分の首輪からリードを外しました。
つまり支給されていた会社携帯を返したのです。
これでもう自由だ、休みの日に会社からのメールを見る必要もない。
僕は、自由を手に入れたのだ、と少し喜びました。
でも、なんか吹っ切れません。
そしてどこからか、聴こえてくるのです。
メールが届いた着信音が。。。
そう、鳴るはずのない携帯電話の音が聞こえるです。
37年間のサラリーマン生活で自分がここまで侵されていたのか背筋が寒くなりました。
そして、脳裏に蘇ってくる、前の会社。
それも嫌な記憶ばかりです。
失敗したこと、上司からの叱責、取引先からのクレーム。
最後に
楠木新著「定年後」の中で、会社を離れるとサラリーマン時代に嫌だと思っていたことも懐かしく感じるものだ、と書いていました。
僕もそうなるのかなと思っていましたが、退職して2週間。
僕は、前の会社の幻影に怯える日々を送っている。
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