定年退職者は明日に向かって撃て!

定年
[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
こめまるです。

今日は、僕にとって“ちょっとした事件”についてお話ししたいと思います。

はたから見れば笑い話かもしれません。
でも、当時の僕にとっては人生の岐路でもありました。

スポンサーリンク

きっかけは、再雇用2年目の契約交渉から

僕は定年退職後、再雇用制度を利用して、同じ会社で契約社員として働いていました。
1年ごとの更新制で、2年目の契約を迎えた頃の話です。

仕事の内容は定年前とほぼ同じ。
ただし、役職も責任もなく、給料は減額済み。

そんな中、人事担当者に「今後やりたいことの準備のため、出勤日数を週5から週4に減らしたい」と申し出ました。

担当者は、「それなら給料も8割くらいで収まるんじゃないか」と、軽く受け取ってくれました。

ところが-直属の上司(営業部門責任者)は渋い顔。

「いや、それは困る。週4日なら給与は半分程度になると思ってください。経営者に相談してみるけど…」

そんな馬鹿な!と驚いた僕は、翌日の返事を待つことに。

結果は…本当に“ほぼ半分”だったのです。

スポンサーリンク

選択肢は、週5日続行か退職か

たった1日減らすだけで、給与は大幅カット

そこで僕の前に現れたのは、たった2つの選択肢でした。

今のまま週5日で働き続ける

契約を更新せず、完全退職する

悩んだ僕は、妻と相談することにしました。

スポンサーリンク

家族会議、そして現実

妻は家具量販店で働いており、夜10時頃に帰宅します。
その夜、娘も交えて家族会議を開きました。

妻は言いました。

「もともと再雇用は1年だけの予定だったんだから、辞めてもいいよ。私の会社ならシニア採用も積極的だし、求人見てみたら?」

さっそく調べてみると、近所に店舗が数店あり、勤務可能な条件もありそうです。

しかし──。

時給は1,000円程度、週3日勤務で月収はせいぜい8万円。

他のアルバイトと掛け持ちすれば合計18万円には届くけど、今より働く日数が多くなってしまう。

さらに、個人事業主としての取り組みは月2~3万円程度の収入
まだまだ生活の柱にはなりません。

結論が出ないままの出勤、そして…

その晩は、ここ数年で一番悩んだ夜でした。

残るべきか、去るべきか」──その答えを出せないまま、翌朝の電車に揺られて出社。

会社に到着し、いつものようにタイムカードを押し、席に着き、PCの電源を入れる。

その瞬間、ふと、こう思ったのです。

もう1年だけ、やってみよう
いや、“もう1年だけ、お前にチャンスをやる”──と、自分自身に。

そして決めた「期限付き継続」

それは決して妥協ではなく、もう一度だけ、準備期間を自分に与えるという決断でした。

目標は、1年後──今の会社を辞めて、自力で収入を得られる状態になること

妻にその話をすると、「あら、いいんじゃない」とあっさりした反応。

やっぱり、家計を考えると“収入がある”に越したことはないんですよね。

「明日に向かって撃て」は撃てなかったけど…

結果として、僕は「明日に向かって撃てなかった」のかもしれません。

でも、自分で決めた期限の中で準備を進める選択をした。それは、自分なりの一歩だったと思っています。

そして思うのです。

60歳を過ぎても働き方や人生に悩めるというのは、実は幸せなことかもしれない、と。

映画『明日に向かって撃て!』のように

スポンサーリンク

最後に

このブログのタイトルは、映画『明日に向かって撃て!』(1969年)から取りました。

アメリカン・ニューシネマを代表する名作で、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの掛け合いが抜群に魅力的な西部劇です。

主題歌「雨にぬれても」も、バート・バカラックの名曲として語り継がれています。

『Butch Cassidy and the Sundance Kid』
1969年/アメリカ
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
音楽:バート・バカラック
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス

https://amzn.to/3TtPeDd

primeVideoで配信中です(2025年6月20日時点)

この映画のように、いつか「自分らしいラスト」を見つけるために、僕は“次のチャンス”に向かって歩いていこうと思いました



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました