自身、定年後に起業した経済コラムニストの
大江英樹氏の考え方に共感して、
大江氏の本を初めて購入しました。
これです。>>>老後不安がなくなる 定年男子の流儀
その本の中に『「バットマン」にだけはなってはいけない!』というページがあります。
バットマン?
あのバットマン?
ということで今日はバットマンについて考えたいと思います。
定年後 バットマンという呼び方の意味
バットマンとは、大江氏の造語です、だぶん。
大江氏は、現在66歳。
経済コラムニストとして、60歳以降の働き方や起業について
各地でセミナーを開催されることもあるそうです。
その際に、セミナー参加者だけでグループディスカッションをやったり、
セミナー終了後に懇親会を開いたりしたときなど、
参会者からありのままの声が聴くことができるそうです。
「話を聞いて元気になった」
「自分も退職後は新しいことにチャレンジしてみよう」
と言ってくれる方が少なからずいてくれるそうです。
一方、なかなか納得できない、そんなことできるわけない、
と言う方もいらっしゃるそうです。
そういう方は、「言っていることはよくわかる」
「大江さんの言うのは正しいと思うけど。。。」
全面的に否定するわけではなく、
「でも」「しかし」「だけど」という接続詞の後に、疑問や否定の言葉が続く。
大江氏は、こういう人たちを称して「バットマン」と呼ぶようにしたそうです。
つまり「でも」「しかし」「だけど」を意味する英語の”BUT(バット)”。
このBUTを必ず頭につけるので「バットマン」なのです。
なるほど面白いネーミングですね。
「でも」「しかし」「だけど」・・・・・そうして、その後には疑問や否定の言葉が続く。
定年後 バットマンはサラリーマンなら普通のこと
ただ、大江氏は、こういう対応は、サラリーマン中では一般的な対応で、
大江氏自身も以前はそうだったそうです。
だからバットマンは決して悪いわけではなく、
日本の多くのサラリーマンがバットマンだとも書いています。
これは、組織自体が自己防衛的な体質を持っているのでしかたのないことで、
そんなサラリーマン生活を続ていれば、何か新しいことに一歩踏み出すことに慎重になり
BUTを連発してしまうのは、仕方のないことかもしれません。
定年後 バットマンにはなりたくない 60歳以降のリスク
組織で何かをやる場合は、多くの人を巻き込むので、慎重になることは必要です。
一方、自分の生活や人生については自分一人、
あるいは自分と家族で考えるしかないので、
誰も責任をとってくれるわけでもないし、
人にせ責任を押し付けるわけには行きません。
だとすれば、自分でリスクを取って一歩踏み出すということが、
あってもいいのです。
しかも60歳以降に取れるリスクというのは知れたものです。
最後に
60歳以降の起業は、新たに借金して事業をしたり、
人を雇うたりというリスクを負ってはいけません。
自分でコントロールできる範囲内であれば、
まったく新しいことにチャレンジしてみるということは、
とても楽しいことだ、と大江氏は力説しています。
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