五木寛之の本と僕の生き方

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こんにちは、
こめまるです。

僕が所属するおじさんLCCの分科会で「読書会」というのがあります。
毎週土曜日に面白かった本やおすすめの本などを報告したりする会です。

土曜日の朝6時半から、約20分から30分ほどですが、朝は僕の仕事時間にも重なるので当初は出席していなかったのですが、出てみるとそれなりに得るものがあるので、最近は出るようにしています。

さて、今度五木寛之がテーマということになりました。
そして主宰者から、「こめまるさん、進行役お願いできますか?」ということになり、NOと言えない僕は、「はい、やります」ということになりました。

ということで今週は、五木寛之氏の作品中心に記事を書く予定です。

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五木寛之の作品との出会い

残念ながら、五木さんとは直接お会いしたことはありません。
だから講演なども行ったことがありません。

残念ですが、惜しい機会も特になかったので、多分個人的にはそこまで望んでおらず、あおくまで作品を通しての存在としてみていることになります。

五木さんとの出会いは、中学生の時に10歳年上の叔父がくれた1冊の本からでした。
その本は「青年は荒野をめざす」かなり初期の作品で、五木さん自身、旧ソ連を旅をした経験がベースになっています。

ただ、叔父が本を贈ってくれたのが中学生、多分3年生の時だったかな、でしたが、実際に読んだのは高校生になってからでした。

その時の感動はよく憶えています。
19歳のトランペット奏者のジュンが、横浜からソ連のナホトカ行気のバイカル号に乗って、シベリア鉄道でモスクワまで行くお話し。
ただ、もう50年も経つと記憶もおぼろげです。

改めて読んでみることにします。

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五木寛之 リバイバル

今年で五木さんも90歳。
そして僕も65歳。

改めて五木さんの本を読み返して、心の炎に燃料を補給したいと思います。

まずは僕にとって記念碑的な本となった「青年は荒野をめざす」。
それから何を読もうか?

僕の書棚には、文藝春秋五十周年記念出版となった五木寛之作品集全24巻があります。
1970年代に出たもので、五木さん自身もまだ40代でこれだけの作品集が出るなんて凄いな、と思ったものです。

この作品集は、たまたま僕の友人が、古書店で見つけたということで、僕の了解もなく勝手に買って、僕に送りつけ、料金を請求するということで入手したものです。

その時は、横暴なやつめとムカついたものですが、いまでは感謝しています。

さて24巻のタイトルは以下のものです。
長編もあるし短編もあります。

まず、「青年は荒野をめざす」から読んで、手当たり次第読んでみようと思っています。

1.蒼ざめた馬を見よ
2.霧のカレリア
3.青年は荒野をめざす
4.第三演出室
5.ソフィアの秋
6.涙の河をふり返れ
7.内灘夫人
8.風に吹かれて
9.モルダウの重き流れに
10.青春の門
11.ヒットラーの遺産
12.恋歌
13.裸の町
14.私刑の夏
15.狼のブルース
16.朱鷺の墓
17.ユニコーンの旅
18.にっぽん三銃士(上)
19にっぽん三銃士(下)
20.白夜草紙
21.変奏曲
22.ゴキブリの歌
23.地図のない旅
24.魔女伝説

なかなか読み応えあります。

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まとめ

五木さんは、この作品集が出た頃は、ちょうど1回目の休筆をしていたことだと思います。
約2年間の休筆後再び書き出すわけですが、また龍谷大学の聴講生になり仏教の講義を受けていたのもこの頃でしょうか?

五木さんは、80年代の初めにも休筆をされ、それ以降は、小説よりもエッセイというか思想書というか、大きく変ったように感じます。

でも僕はやはり五木さんが1回目の休筆をするまでの30代に書かれた小説群が好きです。
乾いた視点でのハードボイルドタッチの文体。
そしてどこかにやるせない虚無感を感じる内容。

10代から20代に掛けて読んだ印象、そして40代で読み返した時、そして60代に再度読み返すとどんな発見があるのだろうか?



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