再雇用の更新 明日に向かって撃てなかった!

シニアライフ
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こんにちは、
こめまるです。

2年前の日記を読み返していたら、ちょっとした事件に触れています。
そう言えば、あった、あったとそんなことがあったと思い出しました。

傍から見ていれば、とても事件と呼べるものではありませんでした。

しかし、僕にとっては人生の一大事でした。

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定年退職 雇われる側の弱さがわかる

ことの発端は、定年後2年目の契約についてでした。
僕は、2017年10月以来、1年ごとの契約社員として勤務していました。

定年前とほぼ同じ業務をしていますが、
当然役職はなく、その分責任もありませんでした、多分。

そして2年目の契約を前にして、今後やりたいことの準備のために、週4日勤務を申し出たのです。

最初に相談した人事関係の責任者は、すんなり、8掛けくらいでいけると思う、
と言ってくれたのでそのつもりでいました。

しかし、直属の営業の責任者に伝えたら、とんでもないとばかりに、経営者に相談するが給料は8掛けどころが半分くらいになると思う、というのです。

そんな馬鹿な、と翌日の回答を待っていたら、本当に週4日という1日減らすだけで大幅減ということがわかりました。

たかが1日、されど1日だったのです。

そこで、私の選択肢は、週5日勤務で続けるか、それとも契約の更新はしない、つまり辞めるということになったのです。

僕は、妻にも相談すると言って、回答を翌日まで持ち越しました。

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契約更新 妻と娘を交えての家族会議

妻は、大手の家具量販店に勤めていて、しかも遅番に入っているので、いつも帰宅は午後10時過ぎです。

妻が帰ってくるのを待って、自分はどうするのがベターか、妻の意見を聞きました。

妻は、

“もともと再雇用は1年だけと聞いているから辞めてもいいよ。
私が勤めている会社なら、店舗はたくさんあるし、シニアも積極的に採用している。
この会社の求人サイトで見てみたら?”

ということで見てみると、ここで初めて自分の甘さを実感しました。

つまり、その妻が勤める大手家具量販店は、店舗も多く僕が住む地域でも、30分以内で行けそうな店舗も2~3店あります。

でも、週3日、20時間程度が基本なんですね。
時給1000円だとしても、月8万円位にしかならない。

それをいうと妻は、近所にコンビニが出来るからそこと掛け持ちしたら?
なんて言い出す始末です。

そこで、週3日働いても同じように月8万円。

まだ収入がないけど、僕が個人事業主になって稼ごうと考えている案件では、まだ月2~3万円。

合計18万円か。。。

しかも今より勤務日数が増えるではないか!

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契約更新 一晩悩んでも結論が出ない

ここ数年で一番悩んだ一晩でした。
夜中も悶々として、今の会社に残る、いや去る、と行ったり来たりで、
翌朝の通勤時の電車の中でも、考えは決まらない。

大学生の時、家から仕送りをもらわずにアルバイトで乗り切った僕ですが、
学生の時は、アルバイトを辞めても、なんとかなるさ、と気楽でした。

でも、今は人生の酸いも辛いも味わってきた60男ですが、逆にお金のない辛さもわかるので、どうしてもなんとかなるさ、とはいきませんでした。

考えがまとまらないうちに出社。
いつものように、タイムカードを押して、自分の席に着く。

そして自分のPCを立ち上げた瞬間、僕は決めました。

もう1年だけやろう。

いや、もう1年だけお前にチャンスをやる。

ここを辞めて稼げる自分になっていることが条件だ。

と自分に自分を言い聞かせたのでした。

まとめ

これが36年間雇われてきて人間の論理だったのでしょうか?

雇われされすぎた人間の弱さだったのでしょうか?

でも、自分に期限を付けたのです。
妻にもはっきりと言いました。
2019年の夏まで今の会社で働くとね。

そうしたら、あら、いいんじゃないだって。
やはり妻は収入があった方がいいのでしょう。

やめてしまえば、アルバイトをすると言っても、いまの半分近くまで落ちてしまいます。

この再雇用を1年延ばしたことが良かった思えるかどうかは、自分自身の努力でしかないんですね。

結局、僕は、明日に向かって撃てなかった!わけです。

一方、60過ぎでも働くことに悩めるとのいうのは、幸せなのかもしれません。



付録

映画『明日に向かって撃て!』

1969年度アカデミー脚本、撮影、作曲、主題歌賞受賞で、アメリカン・ニュー・シネマを代表する現代感覚の西部劇です。

ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのコンビネーションが最高の映画でした。

明日に向って撃て! (字幕版)

1969年アメリカ映画
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
音楽:バート・バカラック
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
※ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの絶妙な掛け合いが楽しい新感覚のウエスタン劇。

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