こんにちは、
こめまるです。
緊急事態宣言が発令されてから3週間が過ぎました。当初の5月6日までの期限は延びそうです。
政府にしろ、発令を受けた国民にしろ、何か本気さが感じられません。
特に、緊急事態宣言を発令した時の安倍首相は、むしろ、緊急事態宣言を出したから大変なのだ、というよりも今まで同様、自粛してください、というスタンスで、個人的に拍子抜けしました。
しかもこれだけ自粛と三密を避けることが叫ばれているのに、本日4月30日の朝の品川駅の出勤風景を見て愕然としました。
カメラの撮り方にも依るのでしょうが、まさに通勤ラッシュなのです。
これじゃ、感染拡大を収束させることは無理でしょ、と本心から感じました。
緊急事態宣言下でもなぜ通勤者は減らないのか?
以下の記事は、東洋経済に掲載された記事で、サンドラ・ヘフェリンさんという日独ハーフの女性が書いた記事です。
↓
https://toyokeizai.net/articles/-/347373
なるほどと思いました。
要約すると、80%の日本人が、新型コロナの感染を恐れているのに、なぜ三密状態の通勤電車で、出勤しているのか、という素朴な疑問から話を展開しています。
例えば、国や東京都、大阪府などは、自粛要請に従わず、営業を続けるパチンコ店の名前を公表しようという時に、なぜ社員に通勤をさせている会社名は公表しようとしないのか?というこれまた素朴な疑問があります。
ヘフェリンさんは、それは仕事という大義名分があるからでは、と結論付けています。
しかし、パチンコ店も営業を続けなければ、経営が成り立たないので、続けざるを得ないわけで、単にパチンコ店にやってくる人たちが、家にいてもやることないから、という理由がけしからんといって、自粛を強制させるなら、従業員を混んでいる通勤電車で出社させている会社も同じではないかと思いますが、国や行政側は、パチンコ店のような厳しい対応はしていません。
やはり、会社に出勤するサラリーマンは仕事だから。パチンコ店に集まる人たちは娯楽だから、というところを基準にしているとしか思えません。
通勤電車とスーツから逃れたい
私は、学生の頃から通勤電車とスーツでの出勤は、嫌だなと思いながら、その意志を通す力もなく、両方を味わう生活を37年間も続けてしまいました。
もっとも通勤電車の利用は30年弱でしたが。
そして現在はようやくその二つから解放されています。
でも、もし現在もサラリーマンだったら、TVの映像に映る人たちのように出勤しているだろうな、と思います。
サラリーマンは、なぜ、災害が起きようとも、新型コロナウイルス禍であろうとも会社をめざして出勤するのでしょうか?
それは、仕事があるから、というよりも違う理由があるからかもしれないと思います。
まとめ
私は家で仕事をしています。
大した稼ぎではありませんが、仕事には変わりありません。
しかも、緊急事態宣言の後は、アルバイトも無くなったので、ほぼ終日、家でPCに向かって仕事をしています。
しかし、妻は出勤することが仕事だと思っている節があり、宣言前でもアルバイトに行くか行かないかを「今日仕事あるの?」と聞くので、「家にいても、アルバイトに行ってもどちらも仕事」と訂正を入れていました。
結局、日本人の多くは、仕事=出勤という固定観念から逃れられないようです。
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