こんにちは。
こめまるです。
2年ほど前、60歳になったばかりの頃、定年後のお金のこととか働き方、そしてもっと大枠としての生き方に関する本を何冊か買い込んで読んだことがあります。
それらは大きく分けて2種類ありました。
ひとつは定年後の第2の人生は、謳歌すべきで楽しいことがたくさんある的な論調のもの。
もうひとつは、老後の資産がいくつからマイナスになり、老後破産の危険性などを煽るもの。
ちなみに昨年金融庁が発表した老後2,000万円問題は、そんな危機感を持つ人たちが炎上したものです。
基本的に、僕は老後はなんとかなると思っています。
今日はそれに関して記したいと思います。
老後不安 考えても仕方ない
僕は、五木寛之氏の諭す「他力」という考え方に共感します。
生きていれば、自分の力でどうにもならないことはたくさんあります。
サラリーマン生活しかり、結婚生活しかり、人々はそれに対して時には愚痴を言い、嘆き悲しみながら、その中で楽しいことや面白いことを見つけて生きているわけです。
だから他力本願という言葉が、よく他人任せと解釈されるのは残念です。
僕は20代のこと、ディンギーをやっていました。
競技に出たりすることはなく、単に楽しむ程度でした。
時には、女の子を乗せて楽しんでいました。
ディンギー、つまりヨットは風を受けて水面を走ります。
つまり自力では走ることができません。
もちろん緊急用にパドルが付いていますが、それで一生懸命漕いでも本当に悲しいくらいしか進みません。
でも風があれば、風上にも進むことが出来ます。
つまり風が他力なのです。
でも風任せではありません。風を利用して目的地に進むのは自分の力です。
時々、無風状態または微風状態になるときがあります。
でもそんな時もいつ風が来てもいいように準備をして、風の状態を観察しています。
たしか、五木さんは「他力」を説明する材料としてヨットを例にされていたことがあったと思います。
つまり風が自分を取り巻く環境だとしたら、先のことを考えて不安になるより、対応する力をつけた方がいいと思います。
定年後 不安解消の一番の方法
先に書いたように定年後、そして老後に備えるということに関して一番僕が共鳴したのは大江英樹さんの考え方でした。
つまり老後の三大不安、「お金」「健康」「孤独」を一気に解消できるのは、働き続けることです。
そうすれば、ある程度の収入があり、身体を動かすので健康が維持できて、仲間もいるので孤独ではなくなります。
今後、日本は超高齢社会が40年は続くと思っているので、当然現在の30代から40代の人たちは、70歳まで働くのが常識になっていると思います。
また政府としても年金や医療費の問題で、長く働けるよう企業に義務付けして行くと思いますが、問題は企業側の対応かなと思います。
個人的には、採用が難しい中小企業よりも定期的な採用が出来る大企業の方が悩ましい問題かもしれません。
逆に中小企業の問題は、経営者やオーナーが社員に慕われるか、社員のことをちゃんと考えられる人物かが大きいと思います。
僕は、中小企業出身ですが、仕事自体は嫌ではありませんでしたが、経営者が嫌になって、まだ会社に残ることは可能でしたが退職しました。
まとめ
ちょっと愚痴になってしまいましたが、定年後、老後の不安は、働くことで解消するのが一番だと思います。
そして働き続けることには、健康が大切です。
これは体の健康はもちろん、心の健康も同じくらい大切です。
サラリーマンで厚生年金の受給がある方は、働くことに関しては金額にこだわり過ぎないで、心と体の健康を維持できる仕事をするのが一番だと思います。
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