熟年離婚。
今から10数年前によく出てきた言葉ですね。ネット検索の件数を見ると2005年から7年がピークのようです。
でも今でもコンスタントに検索されるようで、しっかり定着した言葉ですね。
さて、熟年離婚と言うと定年後の何もできない夫が、どこに行くにも妻にくっついてくる「濡れ落ち葉」化して、それがうざくて妻側から「別れましょ」というイメージがありますが、今は違うようです。
熟年離婚 当初のイメージ
熟年離婚という言葉が出てきたのは2004~5年頃のようで、その頃定年を迎えた世代と言うと、団塊の世代の少し前と早期退職も含めるとちょうど昭和15年から25年に生まれた人たちの世代と思われます。
団塊の世代がドンピシャで、高度成長期を仕事中心にやって来た世代です。
まさに家庭を顧みないで働きづくめの世代で、一旦退職するとやることがないという哀しい現実が待ち受けていた世代もであります。
当然、そんな夫に定年後家庭に居られてうざいと思った奥さんは多いだろうし、中にはうつ病にまで発展する奥さんもいたそうです。
そうなってくると奥さんの方から別れたいと思うのは当然とういえば当然の成り行きでした。
熟年離婚 最近の傾向
ところが、最近の傾向は、夫の方から別れたいと思うパターンになってきています。
理由は、僕もそうですが、団塊の世代の後の世代、昭和25年以降に生まれた世代は、戦後の民主教育の中、男女平等の思想と女性の社会進出で女性の力は強くなってきた世代ですから、女性にあれこれやれと言えない世代、つまり自分でなんでもやる世代なのです。
だから、奥さんが居なくなったとしてもそんなに困らない世代ですね。
そうなってくると、奥さんにあれこれ言われるくらいなら、一度きりの人生、定年を期にやり直したいと思う男性も出てきます。
僕なんかその口ですが、奥さんとは関係は悪くないですし、我慢できる範囲です。
熟年離婚 その末路
年金は、離婚しても双方の合意または裁判手続きで、二人で分けることが出来ます。
分割の対象となるのが、基礎年金に上乗せされている厚生年金部分です。
まあ、イメージとしては会社員の夫と専業主婦の二人で、20万円の年金を10万ずつ分けるというイメージでしょうか?
しかし、二人で20万円なら生活できるけど、一人一人が10万円だと生活はかなり大変ですね。
当然お互い働かないとやっていけなません。
つまり自由を求めて別れたとしても下手すると共倒れの危険があります。
最後に
60歳過ぎたら、離婚なんて考えないで、関係が悪くなりそうなら修復する努力をした方がいいです。
また、お互いある程度距離をおいて付かず離れずがいいと思います。
僕は、妻とは夫婦と言うより親友と言うイメージで付き合ってます。
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