定年退職 去る者は日々に疎し

定年
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こんにちは。

こめまるです。

ちょうど1週間前の7月30日に前の会社に最後の出勤をしました。

そしてその晩、有志で送別会を開いてくれました。

みんな口々にまた飲みに行こうぜとか、近くに来たら寄ってくれよとか、わからないことが合ったら連絡するからとか、LINEを交換した人もいました。

でも、僕は分かっているのです。

そう言ってくれた元同僚たちとは、送別会で最後になるということが。

文字通り送別会でした。

今日は、去る者は日々に疎し、ということについて考えます。

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定年退職 送別会は永遠の別れ

僕は、以前よりおかしいと思っていたは、まだ会社に何日か出勤するのに送別会を開くことです。

送る方、送られる方の都合もあってそうなるのですが、僕はそれが嫌でした。

僕の送別会の幹事をやってくれた女性もそう感じていたのか、
僕の最後の出勤日に送別会を企画してくれました。

分かっている人だな、と感心しました。

翌日は、一応有給休暇にしていたので、出勤動静分簿や個人経費の精算も漏れがないようにしておきました。

ただ健康保険証だけ使うので、持っていましたが、7月31日に通院してからすぐ書留で返送しました。

これで、今月20日に最後の給料が振り込まれて、前の会社とは完全にお別れです。

そして送別会に来てくれた人たちともあの日で永遠のお別れとなったわけです。

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定年退職 在職者は来てもらっても困る

ジャック・ニコルソンが演じた定年退職者の悲哀を描いた『アバウト・シュミット』という映画のワンシーンで、送別会で泣きながらいつでも来てくれという言った同僚の言葉を信じて、前の会社を訪問した場面があります。

ある日訪問したところ、その同僚は、おざなりの挨拶をしただけで、忙しいからとすぐ業務に戻ったり、自分がまとめた引継ぎ資料が、そのままダンボール箱に入りっぱなしだったり、来るんじゃなかったとジャック・ニコルソンは後悔します。

また、ある新聞の4コマ漫画で、定年退職者が、退職後初めて訪問するとみんな、喜んでくれたので、少し期間をおいて2回目行くとそのトーンは下がり、3回目には、一番仲の良かった同僚だけを外の喫茶店に呼び出すというものがありました。

僕がその漫画を読んだのは、まだ30代くらいだったと思いますが、退職後は絶対前の職場には行かないと心に誓ったものです。

また自分が在職者のことを思えば、業務中に来てもらっては困るというのは当然ですね。

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定年退職 去る者は日々に疎し 過去は戻らない

去る者は日々に疎し 過去は戻らないのです。

定年退職者の中には、前の会社を懐かしく思う人はいるでしょう。

僕も37年間もいたのですから、いろいろ思い出はあります。

でも、既に新しいことを始めてそちらに注力していくので、振り返るのはずっと後でいいかなと思います。

退職してまだ1週間しか経っていませんが、もう2年ほど経ったように感じてしまいます。

最後に

楠木新著『定年後』という本の中に、大企業の定年退職者の中には、退職後も人事に口を出してくる人がいて、担当者を困らせているそうです。
それなりに役員なりをやっていた人でしょうから、担当者も適当にあしらえないのでしょう。

またそういう人は、退職後はなにもすることがないでしょう。

定年退職後は、「きょういく」「きょうよう」が必要と言います。

つまり今日行くところがある、今日用事があるというのは大事なことです。



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