1957年(昭和32年)9月生まれの僕は、63歳の誕生月から、特別支給の老齢厚生年金が受給され、65歳から老齢厚生年金の満額を受け取る頃ができます。
いままでは、このまま受け取らないで、70歳で繰り下げ受給にしようと考えていました。
一番の理由は、70歳で繰り下げで受け取れば、65歳で受け取るよりも42%も多く受け取ることが出来るのです。
具体的に言うと65歳で年間受給額が150万円の人は、70歳まで待てば年間213万円になります。
どんな投資よりも利回りのいい物件になります。
年金受給 早い方が良い理由
ところが、昨日週刊ポストを読んでいたら、もらえるものは早くもらった方が良いという考えで、論理を展開していました。
その理由は大きく2つあります。
1、人生がいつ終わりを告げるか誰もわからない
2、60代の方が圧倒的にお金を使う
まず1について
いくつまで生きるなんて、誰にも分らないことです。
70歳から年金をもらおうと考えて、その前に終わる場合もあります。
次に2。
統計的には、60代の方が70代よりもお金を使うということです。
今の60代は、まだまだ元気ですから旅行に行ったり、自分の趣味にためにお金を使いたいと思います。
年金は60歳からもらえる
実は年金は、希望すれば60歳からもらえます。
あまりこの辺は情報が少ないようです。
国としては、当然年金を払いたくないので、あまり大ぴらにしたくないのでしょう。
ただし、もらえると言っても通常の65歳からもらえる額よりも大分減額されます。
65歳より一月早くもらうごとに0.5%少なくなります。
だから60歳になってすぐもらう場合は、0.5%×12ヵ月×5年=30.%となり、
なんと30%も減額されてしましいます。
つまり65歳から月額10万円をもらえる予定の人は、7万円になってしまうわけです。
でも、5年間も早くもらうのですから、もらう額の総額でみると65歳から通常ももらう時と比べると77歳でようやく逆転するのです。
現在の男性の健康寿命の平均が72歳ということを考えると早くもらうって60代は楽しんだ方が良いかなとも思います。
年金のもらい方で得も損もない
僕は公的年金は、長生きした時の保険と考えています。
そして人にはそれぞれ天寿というものがあります。
天寿に抗える人はいません。
70歳からもらおうと考えて、60代は自分の好きなように働いてしっかり収入もあって、さあ、70歳から年金生活だと思ってもコロッと逝く場合もあります。一見、年金は僅かしかもらってなくてもその人の人生は豊かだったのではないでしょうか。
また、年金を早めにもらっても病気になったりして長く寝たきりになってしまえば、自分で使うこともできなくなります。
つまり年金をもらうのに損も得もないというのが最近の僕の考えで、状況を見ながら考えようと思っています。
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