大みそかは、4年連続東京文化会館に行っています。
ここでは2003年から、
『ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会』が開催されていて、
今回で16回目。僕は2015年の13回目から、
大みそかから新年になるまでここで過ごしています。
現在は、日本の指揮者では第一人者の小林研一郎氏と
この日のために各オーケストラから特別に集まった
岩城宏之メモリアル・オーケストラによる演奏です。
ベートーヴェンの交響曲全9曲を1日にやるわけですから、
指揮者の小林氏はじめ演奏者の方々は、
4回分のコンサートに匹敵する演奏量で、
実際、4回分のギャラが必要と、
企画をしている作曲家の三枝成彰氏は言っていました。
さて、今日はこのコンサートの話ではなく、
定年後の趣味としてクラシック音楽関係がいいよ、という話をしたいと思います。
定年後 何か趣味をと考えている人、クラシック音楽は最適
定年後も仕事を続ける人もいれば、全くリタイアする人もいるでしょう。
仕事を続ける人にしても現役時代に比べれば、
権限も給料も下がる人がほとんどでしょうから、
その分、責任になくなり気楽になり、
残業や休日出勤、出張も無くなったり大幅に減ると思います。
そうなれば、必然的に自分の時間が増えるはずで、
テレビを見るしかないんだよね、
とか何していいかわからないという人には、
クラシック音楽に興味を持って、
楽しんで、究めてみられることをおすすめします。
定年後 趣味とリクリエーションの違いを考える
趣味とリクリエーションは、同義語の様に扱われることがあります。
しかしこの二つは根本的に違います。
リクリエーションとは、気晴らしで、
明日の労働のために必要な気力体力を再び回復させる、
つまり「リ・クリエーション」するための時間なのです。
その意味では労働サイクルの一部で、
企業の中には、積極的に取り入れているところもあります。
一方、趣味とは究めるもので、悠長で贅沢な時間を有するものです。
だから一つの趣味に何年も、何十年も続けている人がいます。
それこそ趣味に種類も人それぞれでしょう。
例えば、ワイン、日本酒、蘭の栽培、切手やコイン、美術の蒐集などあります。
これらに共通するには、コレクション性の高さ、多様さ、
そして究めるには膨大な時間が必要だということです。
よく定年後の生き方に関する本などに、
定年後には趣味を持ちなさい的な上から目線で
書いてあるものがありますが、
なんか、ついでに書いている感が否めません。
定年後 クラシック音楽を趣味にすると極め尽くせない世界に出会う
僕が、お勧めするクラシック音楽の趣味のパターンに3種類あります。
1、LP、CDの蒐集と鑑賞
2、コンサート通い
3、自分で演奏
1の蒐集と鑑賞は、昔は珍しいLPやCDを集まるというコレクターの人はたくさんいました。今ももちろんいるでしょうが、僕はむしろ蒐集よりも鑑賞に重きをおいて、
中古CDショップで、掘り出し物の名盤CDを探すのと並行して、
鑑賞は、ストリーミング配信がおすすめです。
ナクソス・ミュージック・ライブラリー
>>> http://ml.naxos.jp/
Amazonミュージック・プライム
>>>
特にナクソスは、クラシック音楽に特化したサイトで、
12万以上のストックを誇り、
毎日1枚分聴いても300年以上掛かるという
膨大なストックを誇っています。
毎月定額で1,998円とリーズナブルでおすすめです。
2のコンサート通いは、プロのオーケストラのコンサートはもちろんですが、
それなりに費用が掛かるので、僕はアマチュアオーケストラや合唱団、
吹奏楽団などのコンサートがおすすめです。
プロの音楽家ならチケットぴあやローソンチケットを見ればわかりますが、
アマチュアの情報はなかなかわかりません。
僕は、コンビニのローソンの店頭で無料で置いてある
月刊のローソンチケットを参照しています。
3の自分で演奏するは、合唱団やギタークラブなどの参加することです。
僕は、昨年の8月から湘南シティ合唱団 http://www2u.biglobe.ne.jp/~n-kodama/ に参加して
今年7月にバッハの「マタイ受難曲」を歌うための練習をしています。
最後に
長い会社員生活お疲れ様です。
これから働く人も、リタイアした人も、自由に使える時間内で、
クラシック音楽を究めてみませんか?
きっと豊かな定年後が送れると思います。
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