こんにちわ、
こめまるです。
僕は、1957年(昭和32年)生まれです。
だから今年で61歳。
性格の形成期と言われる幼児から思春期の高校生までは、60年代から70年代の前半に過ごしました。
僕が幼少の60年代(昭和30年代後半から40年代前半)は、まだ街には野良犬がうろつき、トイレも汲み取りで、家には風呂もなく銭湯に通っていました。
また、小学校時代は、生徒たちの多くにはまだまだ寄生虫もいて僕も虫下しを飲んだ記憶があります。
昭和30年代には戻りたくない 三丁目の夕日はおとぎ話
映画「ALWAYS三丁目の夕日」が話題になり、昭和30年代にノスタルジーを感じた人も多くいると思いますが、その頃を体験している僕にとってはそれほどでもありません。
むしろ不衛生で乱暴な時代だったと思い返します。
もちろん懐かしさはありますが、また戻りたいとは思いません。
しかし、良かったなと思うこともあります。
それは現代よりずっとおおらかで適当だったことです。
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つまり現代の管理社会に、息苦しく感じる僕ですが、当時は、いまよりずっとおおらか、悪く言うといい加減でした。
70歳まで働ける時代が来ると、管理社会が変わる!?
先日、政府が、企業に対して70歳まで雇用することの義務付けを検討しているという記事が流れると、特に30代から40代の働く女性に大きの反応が見られました。
簡単に言うと、70歳の人たちと一緒に仕事をしたくない、という内容です。
なぜかというと、仕事のテンポが違う、仕事に対する姿勢がいい加減、介護状態になるので、余計に生産性が落ちるなど、かなりきつい意見が出ました。
「老いる力」が、働き方を変えるかもしれない
30代や40代の働く人からみると、60歳以降の人たちの働く姿やテンポが、ゆっくりしていると感じるかもしれない。
仕事のスピードも遅くなり、精度にも問題があるかもしれない。
でも、その適当さが、現代のがんじがらめの管理社会には、一種に癒し的な効果もあるのではないか、と僕は思うのです。
70歳まで、またはそれ以上働くにしても、精度や正確さを求める仕事には向かないでしょう。
一方、接客業など人と接する仕事には向くかもしれません。
つまり若い人にない、人生経験が発揮できる職種がいいかもしれません。
最後に
「ニッセイ基礎研究所HP」の中に、
「老いる力」はアバウトでいい加減に生きる「あそび」の力でもある。それは今の日本の社会デザインにも求められる。日本社会では論理的、効率的、合理的なことばかりに目を奪われ、直感や非合理性などの要素を加えた多元的視点が薄らいでいるように思える。現代社会は重要な「あそび」を失っているのかもしれない。
と書かれています。
もしかして現代の息詰まる管理社会はぶち破るのは、
老いる力、つまり老人パワーなのかもしれない。
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