おはようございます、こめまるです。
今日は、最近政府でも2年後の東京オリンピックの運営で
大きな問題となる暑さ対策から派生した、
サマータイムの導入について、議論されています。
僕の意見は、サマータイムなんて、
1年に2回も標準時間を変えるのではなく、
標準時間そのものを変えた方が良いという考えです。
なお、サマータイムについて書くのになんで、
タイトルに定年後と付けているかは、
このブログは、定年前後の特に男性を対象にしているためで、
定年後だからサマータイムについて考えないといけない、
などいうことではありませんよ。
定年後の生活 日本の標準時間の現状
日本の標準時間は、兵庫県明石市の東経135度の日本標準時子午線が、
基準になっているのは、小学生でも知っています。
※明石橋
これを世界の標準時間に換算すると、
世界の標準時間は、ロンドンのグリニッジ天文台のある場所が経度0度つまり東経0度、西経0度なので、ロンドンと明石の時差は、ちょうど9時間になります。
ちなみに今年のヨーロッパのサマータイムは、3月25日(日)から10月28日(日)までで、
この期間は時差が8時間になります。
つまり日本の標準時間は、ロンドンに比べ相対的に遅くなるわけですね。
またアメリカのサマータイムは、ヨーロッパに比べ多少長く、今年は3月11日(日)から11月4日(日)です。
しかもアメリカは、広い国なので、西海岸と東海岸では、3時間も時差があります。
定年後の生活 日本の標準時間について考える
経度の時間の問題は、15度で1時間です。
つまり180度を12時間で割ればよいわけです。
※グリニッジのクイーンズハウス
だから、アメリカの西海岸と東海岸の時差が、3時間と言うのは合理的な考えです。
西海岸のサンフランシスコは、西経122度26分、東海岸のニューヨークは、西経74度で、その差は48度なので、3時間の時差は当然と言えます。
では、日本を考えてみましょう。
日本の東端は、太平洋上の南鳥島での東経153度です。
しかし、これは国際上のことで、実際の人が住んでいるところとなると、
北海道の納沙布岬が145度48分です。
一方、西端が、沖縄の与論島で122度56分です。
その差は、約23度。
つまり日本国内でも1時間の時差があってもいいわけです。
明石を日本の標準時間の地点としたのは、ちょうど中間ということからで、その考えは良いのですが、それなら、標準時間の設定が1時間遅いのでは、と思ってしまいます。
定年後の生活 日本の標準時間は1時間早めた方が良いのでは?
ロンドンと納沙布岬は、経度で約146度、時間に換算して約10時間違うのです。
明石にしても冬時間は、経度に沿っていますが、夏時間の設定は、ロンドンに比べて1時間遅いのです。
※東京駅
そしてここで日本の首都であり、オリンピックが開催される東京を考えてみましょう。
東京の東京駅は、139度46分です。
つまりロンドンとの適性時差は、約9時間20分です。
そして、日本は、ヨーロッパよりも南にあるので、夏と冬の日の出や日の入り時間は、
ヨーロッパほどではありません。
まとめ
世界の標準時間の地点になっているロンドンと東京では、
時間換算で約9時間20分の差で、日本がその分早いのです。
ロンドンがサマータイムの時は、それが8時間20分になります。
しかし、ヨーロッパでは、日本と逆で、サマータイムの廃止が議論されているそうです。
もし、サマータイムが廃止となると、日本の標準時間の設定は完全に1時間遅れになります。
政府には、当然有識者からの意見も聞いていると思いますが、
サマータイムなどではなく、標準時間を1時間早めるという英断に期待します。
これによって日本全体の時間の使い方が改善されると思います。
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