こんにちは、
こめまるです。
昨日、珍しく新刊本を買いました。
最近は、audibleで聴く、図書館で借りる、古本を買うという順番で、本屋さんには申し訳ない状況でした。
買ったのは『猫がいれば、そこが我が家』ヤマザキマリ著。
ヤマザキさんは、彼女のお友達の養老先生と共に敬愛する方で、お二人に共通しているのが猫好き、昆虫好き、そして世間体に囚われないということ。
ヨーロッパ 虫好きは変人?
猫好きは全世界にいるようだが、虫好きはヨーロッパでは変人扱いされるそうだ。え?ファーブル昆虫記を書いたジャン・アンリ・ファーブルは、南フランスの人だったはず、と思ったら彼は村の誰もが知る変人だったそうだ。
ましてや捕まえた虫を虫かごに入れて、家で飼うなんて考えられないことのようだ。
以前夫家族とドロミテ山塊(ヨーロッパを横断するアルプス山脈。その南側の分嶺でイタリアの北東部に位置する)を旅行した時、ミヤマクワガタを見つけて捕まえて見せたところ、同行の姑は驚いて、「ゴキブリを手掴みするなんて、あんな頭がおかしいわよ!信じられない!」と言ったそうだ。つまりクワガタとゴキブリの区別もつかないらしい。
ヨーロッパミヤマクワガタ from pixabay
日本でも女性には昆虫好きの人は好きないが、さすがにクワガタとゴキブリの違いはわかるだろう。
だからヤマザキさんもイタリアにいる時は、あまり虫好きということは前面に出さないようだ。
世間体意識する日本人
ただ、以前ヤマザキさんはラジオ番組で語っていたけど、ヨーロッパには、人がやらないこと、変わったことをする人、つまり変人を受け入れる懐の深い社会がある、と語っていた。
僕の仲間でおじさん好きで虫好きという女性がいる。彼女が主宰するコミュニティには、彼女以上に面白い大人たちが大勢集まっている。
ヤマザキさんは書いている。日本人ほど世間体を意識する民族は少ない、と。僕も世間体を意識して生きてきた一人かもしれない。
今はそのコミュニティを足掛かりに独自の道を歩んで行きたいなと思っています。
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