こんにちは、
こめまるです。
所属するコミュニティーの読書会の先週のテーマが『場所にちなんだ本』でした。
僕は、新宿をテーマで何冊か選んでブログに事前にアップしました。
そして当日に臨もうと思っていたのですが。。。
なんと別のことに囚われて読書会への参加を飛ばしてしまったのです。
ということで、13日(土)の朝は、しっかり参加しようと思います。
さて、今回の「場所にちなんだ本」は、次の4種類をご紹介します。
フランダースの犬 アントワープ
イギリスの作家ウィーダ(1839-1908)、1872年の作品。
絵画をテーマとした貧しい少年と犬の友情を描いた悲劇として知られています。
舞台は、ベルギーのアントワープに隣接するホーボケンという村ということになっています。
画家を目指した貧しい少年ネロとネロとほぼ同い年の老犬のパトラッシュ。
そしてネロを育てのが、亡くなったネロの母親の父、つまりネロからすると祖父のダースじいさん。
物語では、ダースじいさんが80歳になった時、娘の形見である2才のネロを引き取った書いてある。
だからダースじいさんは、90歳半ばまで生きた事になる。
また、村で一番金持ちの農夫の娘アロワは、ネロより3歳年下でしたが、二人の淡い恋の物語もせつないです。
僕は、1985年に初めて仕事でベルギーのアントワープを訪れました。
その後、2000年に初めまで何度いったかよく憶えていません。
※大聖堂のパンフレット(日本語版)とルーベンスの画の栞
実はフランダースの犬の舞台となったアントワープでは、この物語はあまり知られていませんでした。日本からの観光客が、この物語のことをよく尋ねるので知られるようになったそうです。
旧市街地にある大聖堂には、僕は仕事のある日は必ず朝行って拝んでいました。
大聖堂の中に入ったのは、2~3回程度でした。ルーベンスの『キリスト昇架』(1610年)『キリスト降架』(1611年 – 1614年)も見ました。
ルーベンスがドイツ生まれですが、両親の故郷がアントワープだったため父親の死後、10歳を過ぎたルーベンスは、アントワープに戻っています。
アントワープの大聖堂には生きている内にもう一度行きたいと思っています。
裂けた旅券 パリ
御厨さと美による日本の漫画。
1973年に小学館『ビッグコミックオリジナル号』で『裂かれた旅券』として読切掲載後、1978年から1982年まで小学館『ビッグコミックオリジナル』にて連載。
単行本は小学館ビッグコミックスより全7巻が刊行されました。
20代の頃をもっともわくわくさせてくれた漫画。
主人公の羅生豪介は中学卒業と同時に単身日本を飛び出しフランスへ渡り、人生の半分以上をヨーロッパに滞在。
フランスを始めヨーロッパ各国の裏社会に通じた経験を元に、さまざまな半端仕事で生計を立てているが、ひょんなことからパリ警察のマルタン署長から、14歳の少女マレッタ・クレージュの身元引受人を任される。
ここから豪介とマレッタのおじさん&少女コンビの冒険がわくわくどきどきが面白い
『裂けた旅券』は、御厨さと美の代表作ですが、その他では『ケンタウロスの伝説』が有名。
kindle Unlimitedでは、0円で読み放題です。
うる星やつら 練馬区
高橋留美子さんの若き日の傑作『うる星やつら』。宇宙人で超かわいいラムと超チャラ男のあたると個性的な仲間たちがしでかすドタバタラブコメ。
僕はいつも感心するのは、ラムちゃん。40年以上前の漫画なのに全く古さを感じない。
そしてラムが居候する諸星家があるのが練馬区。
コミックの第1巻、PART5「絶体絶命」で出てきます。
あたるの父親のこの言葉で、諸星家が練馬区にあるのがわかります。
めぞん一刻 東久留米市
東京某所の古びた2階建てのアパート。
名前を一刻館。
そこに新しい管理人としてやってきのが音無響子。
まだ21歳だが、10代で結婚したが夫に先立たれた美しい女性。
浪人生の住人五代裕作は、その響子さんに一目惚れしてしまう。
二人は、近づいたり離れたりと周りや読者をやきもきさせるが、出会って6年目にとうとう。。。
1970年代を舞台にしたラブコメディー。
一刻館の個性的な住人に、ドジな五代裕作と天然な響子さんのドタバタ満載の楽しい漫画。
めぞん一刻の奇特ファンが、東久留米市が舞台だと以下にアップしています。
↓
「めぞん一刻」舞台現場巡り
さいごに
高橋留美子氏と僕は同い年。
大学もすぐ近くで、しかも出身は共に日本海側の新潟(高橋氏)と富山。
「うる星やつら」と「めぞん一刻」は、僕にとって青春の書でした。
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