こんにちは、
こめまるです。
僕は1957年9月生まれなので、老齢厚生年金は、2022年10月から受給されます。
ただ年金は、後払いなので、実際に年金が振り込まれるのが12月からです。
ただ、僕の世代は、63歳から特別支給として65歳からの半分強ほどの金額の受給が始まりました。
人生初の年金を受け取ってここまで生きてきてよかったな、と思いました。
年金受給は当然と言えば当然ですが、受給開始まで生きていないと受け取ることが出来ません。
これまで37年間、経営者や上司からの理不尽な指示にも耐えて働いてきてよかったな、と心から思いました。
年金とは貯蓄か保険か
さて、年金受給が始まったまず思ったのが、自分を誉めたいと思ったことと、現役世代への感謝です。
自分がここまで元気に生きて来れたから受け取れるし、それを使うこともできます。
また現役世代が、払っているから、僕ら高齢者は受け取れるので感謝すべきと思います。
さて、年金の受給が始まった人は、この年金についてどう思っているのでしょうか？
僕が、まだサラリーマン時代、10歳ほど年下の後輩が、年金は払った分だけまとめてもらいたい、と言っていました。
その時は、へえ、そんなものかなと思いましたが、ねんきん定期便を観ていて、自分の払い込んだ額をみた時、終身で2ヵ月に一度振り込まれる方がずっと安心だな、と感じました。
現行の年金制度のほうがずっと安心感があります。
後輩が言うように、貯蓄ととらえ、受給時に全額もらうとこんな怖いことはありません。
なぜか？
答えは簡単で、いくつまで生きるか分からないからです。
だから後輩が希望するように払い込んだ金額を一括で受け取った場合、その配分がわからないのです。しかも思いのほか長生きした場合は、足りなくなる可能性も高いです。
一方、現行の年金受給のスタイルなら、受給額は固定で、しかも終身ですから、自分の受給額に合わせた生活をすれば、長生きしても対応できるのです。
だから僕は、現行の年金の仕組みはよくできていると思っています。
そして年金は、貯蓄ではなく保険なのです。現役時代は、払うだけですが、長生きした時に受け取れる保険と考えれば、僕の後輩のような貯蓄と考えるよりも安心感があります。
年金受給 得か損かではない？
よく、年金受給を何歳から始めると得か？という記事を見ることがあります。
個人的には、あまり意味がないと僕は思っています。
ここでいう得か損かは、生涯に受け取れる金額の総額です。
現行の規定では、希望されば60歳から受取ることが出来ます。
しかし、その額は65歳から受取るよりも30%も少なく受け取ることにないます。
まあ、余命僅かとわかっている時以外は、あまり早く受け取る理由は思いつきません。
また総額で考えると60歳から30%少なく受け取ると65歳から満額で受け取る人には、76歳で追い越されます。
僕は、総額で受け取れる額よりも年間でいくら受け取れるかの方が重要だと思うのです。
毎月の生活を考えると早いけど少なく受け取る方が、使いたいものにも使えないという生活を強いられそうで、せっかく定年になり自由な時間を手に入れたのに、と思います。
現在僕は、もっとも一般的な65歳からの満額受給を考えています。
以前は、70歳までしっかり稼いで、70歳からの受給を目指そう、と思っていました。なぜから、70歳までなら元気に働いてしっかり稼げるパワーもまだあると思っていたからです。
しかも70歳まで年金受給を繰り下げれば、65歳で受け取る額の142%で受け取れるです。つまり65歳で年間100万円なら142万円、150万円なら213万円、200万円ならなんと284万円になるのです。
銀行などのすすめられるままに退職金を投資信託に預けれるよりもずっと安心で確実でいい利率で最適な投資だと思うのです。
ただ、僕の場合、妻が7歳下なので65歳から加給年金も支給されます。しかも妻の年金受給が始まる65歳まで7年間出るのです。この金額がバカになりません。
しかも先に書きましたが、いつまで生きるかはわからないのです。
だから年金の開始時は、月々必要なお金と楽しみに必要なお金とよく相談する必要があります。
特に繰上げ受給は、健康で、しかも働けるなら止めた方がいいと思います。
最後に
ネット記事で、その信憑性については分かりかねますが、若い世代で自分が年金を受け取れるかどうかわからないので払わない、と考えている人は一部にいるそうです。
これは自分が損するだけですから払った方がいいのです。
つまり先にも書きましたが、年金を受け取れるかどうかわからないから、それをしっかり貯蓄するならまだいいと思いますが、往々にして、天引きされるならいざ知らず貯まらないと思います。
だから年金は、長生きした時に終身支給される保険と考えて、払い込んでいく方が絶対といいと思います。
コメント