空想 老後の楽しみ

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こんにちは、
こめまるです。

僕は、37年間のサラリーマン生活の内、約3年半ほど単身赴任の経験があります。

その単身赴任して時代に過ごしたこと日々から、当時はなんとも感じなかったことが、60歳を過ぎた今だからわかったことを振り返ってみたいと思います。

つまり老後の楽しみは、空想になるんではないかと思うようになったのです。

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空想 老後の楽しみを見つける

僕が勤めていた会社は、大阪の泉州の小さな宝石店から年商100億円以上の企業なった宝石の専門商社でした。たしか今年創業100年を迎えてるはずです。

その立役者は何と言っても先代の会長でした。
確か創業3代目で若き内に2代目の父親を失くし、その後、時代の流れにも乗って、地方の小さな小売店から百貨店との取引を中心に年商100億円を超え、社員も一時期300人を超える企業間までした人です。

現在は、4代目が次いで、それなりに安定した経営をされています。

さて、僕が大阪に単身赴任していたことが、先代は健在で、会社の裏に自宅があり、毎日事務所にきちっとスーツを着て出勤されていました。

すでに80歳を超えておられましたが、社員の前には決して私服では来られないダンディーな方でした。

そんな会長に僕は可愛がられ、よく昼食に誘われました。
というよりも他の社員が遠慮するので、いつも僕が指名されたというのが正解かもしれません。

会長とよく行ったのが、大きなうどん屋のチェーン店でした。
関西はやはりうどんが美味しいです。

いつも車で行きました。

そして昼食が終わると会長はいつもまっすぐ会社に戻らないで、いろいろ寄り道を指示するのが常でした。

会長が、道案内して泉州のいろんな街を巡りました。その巡る地区ごとに会長が若い日の思い出を語るのです。

その中で、特に面白かったのは、この辺りに住んでいた女性といい関係だったとかこの○○子さんは美人だったとかいう女性に関する話でした。

80歳を過ぎた会長ははた目には普通の老人です。でもその老人がもう60年も前の話を楽しそうにするのです。

特にあの子と一緒になっていたらどうなっていたやろな、という空想する表情には、何か老後の楽しみを見つけたように感じたものです。

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空想の楽しみ 老人に教えられた

当時の僕は、50歳くらいでした。そんな会長の姿を見て、60年も前のことを何を未練がましく思っているのかな、としか感じませんでした。

なんと言っても、こんなことにつき合っているよりも早く職務に戻りたいわ、こっちは忙しんやという思いが強かったです。

しかし、時は流れ、僕は60歳を超え、その37年間勤めた会社も退職しました。

そして当時の会長が、60年も前の女性との思い出、そしてその子と一緒になっていたらという空想していたことが、すごくわかるようになったのです。

つまり空想の楽しみを老人に教えてもらったということです。

実は、僕もいまの奥さんと一緒になる前にそれなりに親しくなった女性が何人かしました。そしていまそんな女性ともし一緒になっていたらどんな人生だっただろうと空想するのが実は楽しみなのです。

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まとめ

僕は、人生は何をなすかも大事ですが、最も大事なことは誰と一緒に生きるかということだと思っています。

別のいまの奥さんに対して感謝しかないのですが、もし違う女性と一緒になっていたらどんな人生だったのかと空想するのも面白いです。

空想だけなら全く好きにすればいいし、勝手ですから。

そしてあの時の80歳を過ぎた会長の気持ちがすごくわかって来たのです。



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