こんにちは。
こめまるです。
僕には、現在欲しい本があります。
それは、ベートーヴェン事典という本です。
A5サイズのぶ厚い、まさに事典というに相応しい本です。
定価が7,500円くらいだったと思いますが、現在が出版されていません。
だから、古本などで探すしかないです。
また、僕がよく行く横浜市立都築図書館にはあり、貸出禁止なので行けばたいてい見ることはできます。
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ベートーヴェン事典 (全作品解説事典) 単行本 1999/8/1
平野 昭 (著), 西原 稔 (著), 土田 英三郎 (著)
しかし、調べたい時に調べたいし、ベートーヴェンの全作品に関して解説しているので、一生ものと思うとぜひ手元に置いておきたいと思っています。
同じシリーズでモーツァルト事典というのがあり、これも中古ですが、定価の半額ほどで買うことが出来ました。
ところがベートーヴェン事典は、中古本の出品者が、何と定価の2倍以上の価格を付けてAmazonに出品しているのです。だから今は手を出さずに値段が手頃になるまで待つことにしています。
さて、今日はベートーヴェン事典とは、全く関係のないマスクの転売について考えたいと思います。
転売は違法ではない
まず、今回政府は、マスクの転売行為を禁止しようとしていますが、これは一律に禁止して良いものなのかと疑問を感じました。
まず、転売自体は、違法な行為ではありません。
転売とは、『一方から仕入れたものを他方に販売する行為です。』
僕が、サラリーマンとして長らくいた宝飾業界のダイヤモンド取引は、まさに転売で成り立っている世界でした。
細かく話すと永遠に続くので、国内だけの例を見てみると、
輸入業者や海外業者から仕入れたダイヤモンドを自分の取引きである小売店などに売る人が以前はたくさんいました。それだけで家族を養っていた人は大勢いたと思います。
また海外では、そんな人たちをブローカーと呼んでいました。
だから僕は、海外に買い付けに行くとブローカーオフィスに座って、ダイヤモンドディラーから商品を預かっているブローカーと取引をしたのです。
今回政府はマスクの転売を禁止しますが、あくまで限定的なことで転売自体に違法性があるのではない、ということを強く伝えたいと思います。
もし、転売というビジネスをすべて禁止したら、経済は全く回らなくなってしまいます。
マスクの転売はなんでもかんでも悪なのか?
ビジネスは、市場の需要などをみて、販売する商品の値段を判断します。
むしろ市場で販売できる値段に合わせて商品を作ったり、輸入したり、転売したりします。
つまり商品の価格は、市場が決めるといってもいいと思います。
しかし、需要があるのに、市場に商品が全くないか希少ということになれば、販売する方の値付けが優位になります。
僕は、通常マスクはしないし、買ったこともないので、マスクの市場価格はよくわかりませんが、現在、普通の衛生マスクで、50枚入りで5,000円前後のようです。
つまり1枚100円。
同じものが、例えば、7,000円とか10,000円とかの値付けをされていれば、当然高いと感じます。
ようするに先に僕が書いた、ベートーヴェン事典は欲しいが、出品値段が高すぎるので自分の買える値段まで下がったら買う、と判断するか、いやこれからもっと上がるから買おうと判断するかは、消費者です。
つまり消費者が、買わないと判断すれば、高値を付けている出品者は、値段を下げざるを得ないので、政府が転売を禁止するというのは、なんかポイントが外れているように思います。
むしろ店頭でマスクが不足状況の中で買い占めたりする行為を禁止すべきと僕は思います。
また、買う側も明らかに市場価格より高い品物は買わないことです。
それには、マスクの効果を過信しないで、もっと有効と言われているこまめな手洗いを実践するだけと思います。
まとめ
例えば、50枚入りマスクを定価の5,000円で買った場合、そのお金はどこに行くのでしょうか?
まず、お店の売上、メーカーの売上、素材を提供したところの利益、マスクを輸送した業者の利益、素材の生産者、などなど思いつくだけでも、それこそたくさんあり、多分全てを上げきることが出来ない程の人手と時間が掛かっています。
ところが、ちょこっと動いただけで10,000円で販売して、多くの人手や時間のかかった商品で5,000円も儲けることが許せないのです。
一方、昨年の12月ころに武漢で新型肺炎が発生したと聞いていち早くマスクを現在の市場価格よりも安く集めて、不足になった時に市場価格かそれよりも多少安い値段で販売することは、同じ転売だからと禁止とは言えないでしょう。
この緊急時で政府や企業の姿勢がよくわかる状況ですね。
参考記事:日本経済新聞ウェブ版より
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