通勤電車の中、僕が目にするマナーの悪いと感じる人は、
ほとんどがいいオッサンです。
大体若い人はマナーがいい。
具体的には、電車内で携帯電話で話をする、
満員電車で押されても頑として動かない、
帰りの電車で一杯飲んでいるのか、
でかい声で話す、などなど。
『劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか』
山口周著 光文社
著者の山口氏は、ダイヤモンド社のサイトに記事を書いたものを読んだのですが、
それを読んでドキッとしました。
劣化したオッサンの定義
山口氏は、オッサンという呼ぶ人は、
単に年齢で区分けしているわけではない。
つまり年齢が40歳以上の人全部とオッサンと言っているわけではなく、
古い価値観に凝り固まり、過去の成功体験に拘泥(こうでい)し、謙虚さや学ぶ姿勢を失ってしまった人たちこそ「オッサン」なのだ、ということです。
だから、年齢的に上がるほど、「オッサン」は多くなるけど、
20代、30代の中にも「オッサン」はいるのです。
その人物像は、
①古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
②過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
③階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
④よそ者や異質なものに不寛容で、排他的。
従って中高年の中にも「オッサン」でない人はいるし、傍若無人な振る舞いをする人は年齢に関係なく「オッサン」なのです。
「オッサン」にならない方法は、謙虚に学び続けること
さて、僕自身は「オッサン」になりたくないのだが、
山口周氏は、次のように答えています。
年を取っただけで「老いる」ことはない。
いくつになっても創造的な知的パフォーマンスが落ちない人は、
常に目標を持ってチャレンジし続けていています。
劣化した「オッサン」になりたくないなら、
謙虚に新しいものを学び続けることなのです。
わかる、わかる。
最後に
定年後に知的好奇心を蘇らせるには、子どもころ
好きだったこと、夢中になったことを思い出し、
それを再び始めることもいいかもしれません。
僕は、中学時代に夢中になった、クラシック音楽をまた聴き始め、
現在、毎日聴いたCDのレビューも書いています。
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良かったらこっちも読んでください。
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