定年後 物忘れが怖くない 脳の健康を維持する「三かく運動」

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大脳生理学の権威で、

医学博士・京都大学名誉教授の大島清先生の本は、

以前から、よく読んでいました。

 

大島氏は脳を活性化させることで、

若さを保つことが出来るという理論で、

その理論は、論理的で、科学的で、

精神論を絡めたようなアンチエイジングや

青春を引きずるような考え方は、嫌ですが、

大島氏の考え方は、無理がなく自然でいいと思います。

しかも大島先生自身が、現在92歳でお元気ということで、

より説得力があると思います。




定年後 物忘れは怖くない 記憶力には2種類ある

中高年になって、

「最近、物忘れが多くなったな」と

感じている方は多いと思います。

なにを隠そう、僕もそうなのです。

 

でも、大島氏によると

中高年の物忘れはくよくよしなくていいそうです。

 

理由は、記憶力には2種類あって、

「機械的な記憶力」と「生産的な記憶力」

です。

「機械的な記憶力」は、文字通り、

モノの名前などを機械的に記憶することです。

一方、「生産的な記憶力」は、

人生をより良く生きるために必要な知識だけを覚えていく能力です。

2つの記憶力がバランスよく保つのは、

せいぜい20代でで、30代になると生産的な記憶力が優位になって行きます。

 

だから、30歳を過ぎるころから、「物忘れが多くなった」と感じるわけです。

でも、失われた能力を嘆いても仕方ありません。

 

残された能力を上手く使っていくのが、中高年以降の生き方です。

定年後 脳の健康を維持する「三かく運動」

昨日の記事も、定年後の働き方にも「サンカク」というキーワードを使いましたが、

中高年以降には、もしかして「サンカク」がキーワードかもしれませんね。

大島氏の提唱する「三かく運動」は、

次の3つです。

1、汗をかくこと

2、恥をかくこと

3、ものを書くこと

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僕は、1と2はなんとかやっていると思いますが、

ものを書くことはしていませんね。

 

PCでものを書くのはどうなんだろう?キーボード打つしなぁ、

と思ったら、大島氏はペンや鉛筆で、紙に書くことが大事と書いています。

定年後 物忘れをぶっ飛ばす、「三かく運動」

汗をかくことは、散歩でもいいですが、

少し早歩きをして汗をかくように努めると、

頭に行く酸素量が目立って増えて脳の活動が促進されます。

恥をかくとは、わざわざ人前で失敗することではありません。

脳細胞の活動を停滞させる最大の原因は、

決まりきった生活パターンです。

そんな日常生活は、新しい刺激がなくて

思考活動も停止してしまうのです。

そして、年を取ってくると

「いまさら」「恥ずかしい」「よくわからない」と

新しいものから逃げようとします。

 

しかし、大島氏はその恥を乗り越えたところに、

新しい世界が待っていると主張しています。

 

大島氏も70歳になってからチェロを始めて、

名チェリスト、ヨーヨー・マをもじって、

マーマーヨと名乗り、リサイタルを開いたりして、

楽しんでいます。



最後に

大島先生は、言っています。

人はなぜ加齢とともにもの忘れがひどくなるか?

それは、生きて行く上で重要な知識と

そうでない知識を取捨選択できるようになるからです。

 

いろんな出来事や数字を覚えなくていいのです。

必要な時に資料を調べたり、いまならグーグルで調べればいいのです。

最後に、脳は、使い方次第で

無限の可能性を発揮する創造力の源なのです。

大島教授の生き方がそれを証明しているように思います。



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