ピンピンコロリ 矛盾を考えると、結局あるがままでいいのでは?

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ピンピンコロリという言葉を初めて聞いたのは、2~3年前だったと思います。

 

しかもそういう集まりや会などもあると聞いて、

当時は、なんか胡散臭いような気がしないでもありませんでした。

 

今もそうですが、僕は生まれることと死ぬことは、

自分の預かり知らないことだと考えているからです。

 

つまりどうやって生き行くか考えていれば、

いつか必ず、嫌でもあの世に行くのです。

 

それをどうして、みんなで集まってピンピンコロリと逝くように

努力しなければいけないのかよくわかりませんでした。

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ピンピンコロリとは、長寿リスクについて語るときに出てくる

ピンピンコロリ、略してPPKは、

「長寿リスク」について語られるときによく持ち出されます。

 

寝たきりで長生きするより、出来るだけ元気に生きて、

コロッと逝きたいという願いです。

 

この話を聞いてしばらくして、

会社の先輩がまさにこの言葉通りに亡くなりました。

享年73歳でした。

 

亡くなった当日も、昼過ぎから出勤されて、

僕は先輩がパソコンを打っている姿を見たのが最後でしたが、

その後、夕方にある会合に出かけて、

そこで気分が悪くなり救急搬送されて、帰らぬ人になりました。

 

翌日の通夜の時、奥様もあまりに突然だったのか、

悲しむ暇もなく弔問客の対応に追われていましたが、

僕がお悔やみの言葉を掛けた時に、

普段通り、昼食を食べて元気に出勤したのにねぇ、

とその突然の死をまだ受け入れならない感じで語られていました。

 

そしてこのような逝きかたをピンピンコロリというのか、

とその時、変に納得した思いでした。

 

もちろん先輩は、まだ介護を必要としていませんでしたので、

一番驚いたのは本人かもしれません。



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ピンピンコロリ 大きな矛盾をはらんでいるように思う

ピンピンコロリと逝きたい人は、

寝たきりになりたくないためにウォーキングやストレッチで体を鍛え、

食事制限をしたりして健康維持に努めます。

 

でもこれが考えてみると大きな矛盾をはらんでいるように思うわけです。

 

というのは、一般的に突然亡くなる病気と言うのは、

脳梗塞とか心筋梗塞といった血管系の病気が多いと思いますが、

このような病気になるには、若い頃からの不摂生や不規則な生活が影響するからです。

 

そういえば、僕が40代の頃、当時の役員(当時60代半ば)が、

好きなことやっていつ死んでもいいんだ、という友人がいて、

毎晩飲み歩いていて、言葉その通り、60才過ぎにコロッと逝ったよ、

と語ってくれたことがあります。




ピンピンコロリを望む人の本当の願いは?

先に書いたように、日頃から健康に気を付ける人は、

逆にピンピンコロリになりにくいという皮肉な結論になると思うのです。

 

かといって、不摂生な生活をして、自分が充分生きたんだ、

というタイミングで人は亡くなるとは思えません。

 

誰でもまだ生きたいと感じながら、逝くのが現実だと思うのです。

 

つまり、ピンピンコロリを望む方は、元気で長生きしたい、

そして本当の寿命と健康寿命の差をなくしたいというのが本音ではないか、と僕は思います。

まとめ

最初、PPKと聞いて、

タレントのDAIGOが、考えた新語かと思ったくらいです。

もちろん僕もピンピンコロリと逝くのが良いと思います。

寝たきりになって家族に迷惑掛けたくないですしね。

でも、それが生きる目的となるとなんか違うような気もするし

本末転倒かなと思ってしまいます。



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