我慢と辛抱の違いってなに?そして忍耐は?

日記
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こんばんは、
こめまるです。

今日で60歳と18日。

今日は30℃近く上がりました、湿度が30%代でしたので爽やかな一日でした。

毎朝通勤の時聴いているMBSラジオの子守康範 朝からてんコモリ! で、子守さんが「我慢と辛抱」の違いってなんですか?という質問を投げかけました。

ゲストの松井宏員さんやアシスタントの大塚由美さんが、辛抱はその内いいことがある、我慢はそうではない、とかリスナーからの投稿などもあり、結構盛り上がっていました。

僕も我慢と辛抱の違いはなんだろう、と駅に向かって歩きながら考えていました。

子守さんからは特に結論は出ませんでしたが、さてこの2つの言葉の違いは何でしょうか?

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我慢と辛抱の意味

さて、それなら我慢と辛抱の意味を知らてみましょう。

まず「我慢」とは?

1 耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。
「彼の仕打ちには我慢がならない」「ここが我慢のしどころだ」「痛みを我慢する」

2 我意を張ること。また、そのさま。強情。

「―な彼は…外?(うわべ)?では強いて勝手にしろという風を装った」〈漱石・道草〉

3 仏語。我に執着し、我をよりどころとする心から、自分を偉いと思っておごり、他を侮ること。高慢。

次に「辛抱」とは?

《仏語「心法」からか。「辛棒」とも当てて書く》つらいことや苦しいことをがまんすること。こらえ忍ぶこと。「もう少しの辛抱だ」「この店で一〇年間辛抱してきた」

※デジタル大辞林より

こうやってみると我慢という言葉にいくつかの意味があり、辛抱は、耐え忍ぶこと、のみの意味のようです。

苦しさ、つらさ、痛さ、寒さ、くやしさなどをこらえる場合に使う時は、我慢も辛抱もその用法に違いはないようです。

むしろ我慢は、「我慢比べ」や「トイレの我慢」「我慢が出来る子」など用途範囲は辛抱より広いと思います。

類似の言葉に「忍耐」があります。

僕個人の感じ方では、忍耐 > 辛抱 > 我慢の順番で、耐えるという行為の程度が、この3つの言葉に含まれているように感じます。

また時間軸で考えると、忍耐が一番長く、次の辛抱、そして我慢、ではないかと感じます。

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まとめ

僕は学者ではないので、勝手な解釈をしますが、

僕の印象では、

苦しさ、つらさ、痛さ、寒さ、くやしさなどに耐える度合いの強さは、

忍耐 > 辛抱 > 我慢

だと思います。

次に時間軸で考えても

忍耐 > 辛抱 > 我慢

だと思います。

ただし、我慢は、その程度や時間でもかなり広範囲で使われ、我慢という大きな枠組みの中に忍耐と辛抱が含まれるという感じを僕は持っています。

例えば、誰かが来るのを待つ時、

・忍耐強く待った、
・辛抱強く待った
・我慢強く待った

と並べると、忍耐強くが一番強い意味に感じます。

だから、子守さんも結論を言わなかった、いや言えなかったのだと思います。

結局、忍耐、辛抱、我慢は、同じ耐えるという行動の程度のニュアンスを伝える時に使い分けるといいと思います。

こんなことが、日本語の難しさであり面白さなんですね。



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