生きているのに終わっている人と
亡くなったのに終わらない人、つまり生き続けているひとたちが、いると思います。
僕にとっては羨ましくて仕方ないのですが、定年退職して、
経済的に余裕があり、働かなくていい人がいます。
そんな人たちは、一見悠々自適な生活ができて羨ましい思われがちですが、実はやることがなくて辛い日々を送っているそうです。
答えは簡単なですがね。
働けよ!
です。
僕は、そんな人たちは終わった人だと思います。
もちろん、自分の残された人生でやることを見つけて生きれば、
終らない人に復活は出来ますがね。
僕の中で終わらない人というのは、すでに亡くなっているけど、
僕の記憶と思い出の中に生き続けている人たちです。
著名な人から、無名な人まで60年近く生きてきたのですから、
多くの人がいらっしゃいます。
今日は、その中で夭逝した僕と同世代の方を二人ご紹介します。
一人は、女優の夏目雅子さん。
享年27歳。
僕と同じ1957年(昭和32年)生まれで、85年(昭和60年)9月11日に
病で亡くなりました。
あまりの早すぎる死に僕はそのニュースを聞いて、
唖然とした記憶があります。
衝撃的なデビューからその圧倒的な美貌。
しかし、飾らない人柄がにじみ出ていて多くの人達から親しまれていました。
短い女優活動にも関わらず、人気は衰えず、亡くならなければ昭和の大女優になっていたでしょう。
もう一人は、オートバイロードレーサーの石川岩夫さん。
1983年3月29日(昭和58年)に世界グランプリの挑戦した年に
練習中の事故で亡くなりました。
それまで国内では圧倒的な強さを誇っていたので、期待度高く、
訃報は新聞でも大きく取り上げられていました。
享年27歳。
僕は石川氏より2つ下ですが、学生時代からオートバイ雑誌などで石川氏の記事をよく見ていて、気さくな人柄で、オートバイ雑誌の企画にも、
たくさん出演していました。
ライダー仲間の中では圧倒的な人気がありましたね。
特に1978年(昭和53年)の鈴鹿8時間耐久レースで、単気筒マシン・ロードボンバーを駆って完走8位に入る快挙を成し遂げたことです。
1978年の僕は大学2年生。
初めてアメリカとメキシコに行った年。
そしてオートバイの免許を取った年でした。
石川岩夫氏23才、僕21才。
お会いしたことはありませんが、石川岩夫氏の気さくな笑顔は
ずっと僕の心の中に生きています。
そしてその若すぎる死をずっと惜しんでいます。
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