フィリップ・マーロウ 村上春樹訳

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こんにちは、
こめまるです。

audibleででレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズを村上春樹訳で聴き始めました。

まず読み始めたのが、『さよなら、愛しい人

どこまでがチャンドラーでどこからが春樹氏かわかりませんが、ほとんど春樹氏の作品を読んでいる感覚です。

ドライで、理屈をこねくり回して、変にキザな文体は、ハードボイルドのイメージとして定着した感じがあります。

同じくレイモンド・チャンドラーの影響を受けている先年亡くなった原尞氏の作品も共通する匂いの文体です。

もっとも誰でもそんな文体を受け入れているかどうかは不明だし、好きではない方も当然いると思います。

作者は忘れましたが、確か間抜けな探偵が同じようなしゃべり方をして馬鹿にされる、マーロウ気取りを茶化した作品もありました。

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フィリップ・マーロウ 村上春樹訳 経緯

早川書房社長の早川浩氏(東京新聞 私の東京物語)によると、もともとチャンドラーの作品は清水俊二氏(1906-1988)の訳でありましたが、古くなったこともあり、現代感覚の訳者はいないかというところで村上氏に目星をつけたそうです。

当時すでに人気作家だった村上氏が受けてくれるかどうか不安だったそうですが、村上氏に打診すると「ぜひ僕にやらせてください」とばかりにむしろ村上氏が積極的に対応され、言われ大いに助かったそうです。

結局で長編7作品を10年間で訳されました。
もしかした村上さん、話来るの待てたんじゃないかな、って勘ぐりたくなりますね^^

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最後に

あっ、思い出しました。フィリップ・マーロウ気取りの探偵の奮闘記は、
荻原浩著「ハードボイルド・エッグ」です。
以下、書評
”笑って泣けるハードボイルド小説の名作
フィリップ・マーロウに憧れる主人公の最上俊平は、かっこよく事件を解決する探偵を目指していますが、現実にはボロボロになってペットの捜索依頼をこなす日々を送っています。そんな彼が殺人事件に巻き込まれ、奮闘する物語です。

思い通りにいかないけれど、なんとか道を見出そうと努力する主人公のドタバタが本作の魅力です。笑って泣ける展開とテンポのよさで、ページをめくる手がとまりません。”



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