定年後 誰がために生きるか?忘れられぬ亡き友たちの思い出

こんばんは、
ともやんです。

僕の人生に大きな影響を与えてくれた本は、
五木寛之氏の「青年は荒野をめざす」と「青春の門」です。

臆病な僕は、小説の主人公のような体当たり的な、

人生ではないけど、

田舎の5年生の国立高専に通う僕に、

ここから飛び出せ、と教えてくれたのが五木氏の二つの小説でした。

だから、このブログのタイトルも、

それにちなんで「中年は荒野をめざす」にしているわけです。

その五木氏も今年で86歳。

先日、TVでその元気をお姿を拝見して、嬉しい限りでした。

さて、今日は現在の僕の支えになっている今は亡き友人について書きたいと思います。




孤独のすすめ ガラクタは捨てなくていい

僕は、どちらかというと物を捨てられない方です。
妻も同様で、お互いよくぶつかり合いますが、似たもの夫婦なのです。

五木寛之氏の「孤独のすすめ-人生後半の生き方」を読みました。

孤独のすすめ 人生後半の生き方 (中公新書ラクレ) [ 五木寛之 ]

とても平易な文章で書かれているので、さらっと読めてしまいますが、
実は五木氏の人生を賭けた入魂の思想書と僕は思っています。

何度も読み返して、自分の血となり肉にしたいと思っています。
そして、後世への語り継いでいきたいとも思っています。

ちょっと大げさかな。

もし五木氏がこんなことを聴くと、穏やかな笑顔を見せて、
やりたいようにやってみたら、ときっというと思います。

さて、この本の中に
「ガラクタも捨てなくていい」
というページがあります。

その中で、五木氏の次の考え方に僕はとても共鳴します。

最近の風潮として、とにかくモノは捨てたほうがいいとされている。

中略

しかし一見ガラクタであっても、下山期の人間にとっては、すべてが回想の憑代となる。ですから無価値に思えるようなものであっても、実はかけがえのない財産なのです。
何も高い古美術や貴重品でなくもいい。たとえマッチ一箱でも、コースター一枚でも、手にとって回想しているだけで半日過ぎていく。そういう幸せな時間を、大事にしたいものです。

僕は五木氏のこの考えに共鳴してから、モノをむやみやたらに捨てなくなりました。



いまでも思い出す、最後の野球試合

小学6年の時の同級生だったM君は、

特に親しい友人ではありませんでした。

でも、6年の夏休みの町内会の野球大会で、

セカンドを守るM君の姿が50年近くたったいまでもよく、

いや毎日のように思い出します。

そうなんです、M君はその野球大会の数日後に交通事故で亡くなったのです。

悲報を聞いて彼の自宅を行ったら、

同級生たちは何人も声を上げて泣いていました。

変わり果てた姿で布団に横たわるM君を見て、

僕は初めてこみ上げる悲しみを感じました。

でも、それよりもっと悲しかったのは、

M君が逝って数か月後、担任の先生より、

M君のお母さんが同級生を招待したいというので、

M君の自宅に行きました。

何か、食べ物でも用意されていたのでしょうか?

でも、僕はそんなことは何も憶えていません。

ただただ、M君のおかあさんの寂しそうな、悲しそうな、

何とも言えない表情だけがいまでも記憶に焼き付いています。

高校時代の親友 がんで逝く

僕が通っていた高校は、国立工業高専という5年生の学校でした。

だから、中学を卒業して入学すると、最上級生は20歳の人もいて、

10代の4つ違いというとそれはそれは、大人と子供ほどの違いがありました。

僕は、剣道部に入ったのですが、5年生というと凄い大人に見えたものです。

さて、高校時代に特に親しい友人にH君がいました。

H君とは通学の電車が一緒で、よく行き帰りに一緒になりました。

彼は陸上部で体も大きく、男前で持てました。

僕が彼の言葉一番憶えているのは、

僕が大学に進学するため高専をやめたとき、僕に向けていった言葉です。

“俺の分まで頑張ってくれ”

でした。

そう、彼も大学に進学したかったのでした。

1年後、僕ななんとか大学に合格し上京しました。

そして、月日は流れ、高校三年生で最後に会ってから20数年後、
彼の悲報を聞きました。

がんだったそうです。

じつは、僕は、上京してからずっと、

何か挫けそうなことがあると、

いつも思い出すのは、彼が言った、

“俺の分まで頑張ってくれ”

でした。

それが、本当になるなんて。



まとめ

なぜか、いつも思い出すのは、
先に逝った友のことです。

でも、ほとんど毎日、二人のことは一瞬ではありますが、
思い出します。

そして、へこたれそうになる自分に励ますのです。

二人のために生きるんだと。




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