お客様は神様ですの真意

アルバイト
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こんにちは、
こめまるです。

さて、近年カスタマーハラスメント(以下カスハラ)について社会問題となっています。またそれに対しての法整備も進んでいるようです。

カスハラは、「顧客からの暴行、ひどい暴言、不当な要求等の著しい迷惑行為」を指し、それを受けた対応者が、就業環境が害されるもの、と定義されています。

アルバイトとは言え、小売りの現場で働く者として、大いに関心のあることです。

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お客様は神様ですの真意

さて、カスハラを語るうえで、よく出てくる言葉が「お客様は神様です」という言葉。
歌手の三波春夫さんが、昭和36年(1961年)ごろから使うようになり広まった言葉とされています。

ただその真意は、お客様は、神様なのだから何をやって許されるということではなく、自分が人前で歌うための心構えをを示した言葉なのです。

詳しくは、三波春夫さんの長女・三波美夕紀(みなみ・みゆき)さんのインタビュー記事を読んで頂きたいと思います。
↓ ↓ ↓
カスハラ問題で引用される「お客様は神様です」の誤解 三波春夫さんの真意は別次元

三波自身、生前にこの言葉の真意について説明していますが、これは自分の歌を、芸を完璧な形でお客様と視聴者にお届けしなければならないという心構えを表したものでした。

三波は自分の芸について求道者のように厳しい人でした。「歌う時に私はあたかも神前に立って祈る時のように雑念を払ってまっさらな心にならなければ完璧な芸はできないのです」という信条でした。お客様を神様とみて、神前で祈る時のような気持ちで歌を歌う、これが「お客様は神様です」の真意です。
一部本分より抜粋

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驚いた光景 お客にペコペコ

僕は会社員として入社以来約20年間卸部門に在籍しました。

そのため、取引先に対して顧客という意識は少なく、あくまで取引先で対等の立場という認識でした。そのため当然ですが、取引に対して必要以上に丁寧に挨拶したらすることもなく、特に僕は儀礼的な中元、歳暮も好きではありませんでした。

つまり純粋にお互いのビジネス上のメリットを求めて行きたいというドライな考え方でした。

ところが、40代半ばで異動になり、百貨店部門も担当するようになり、そこで見た光景が今でも忘れられません。

百貨店の外商員が、ペコペコといっていいくらい丁寧に顧客に対して深々と頭を下げている場面でした。

それまで取引先とは対等という考え方の僕には、衝撃的な光景でした。
そこまでしないと商品が売れないのか?
僕が勤めていた会社が扱っていたのは、高級なジュエリーでした。

ただ、その後百貨店の外商メンバーとの付き合いが多くなると、皆が皆、ペコペコしているわけではなく、また顧客に対しても上手く使い分けていることも知りました。

ただ百貨店自体の雰囲気は、顧客からの苦情やクレームに対してはかなり神経質で、それを受けると納入業者に対応を依頼してくるというパターンが多かったように思います。

迷惑行為 7割が50歳以上の男性

今朝の東京新聞日曜版では、迷惑行為つまりカスハラをする人は、7割以上が50歳以上の男性と報じしていました。

小売りの現場にいる僕には、全くその通りと思うし、7割どころから9割近く、いやほぼいわゆるおじさんたちが、迷惑行為をするという実感です。

傍目から見て大したことではないような、例えば
「早くやれよ」とか「別の人に代わってくれ」とか、こちらの僅かな遅れに対して苛立つ人は、ほぼ中高年以上の男性です。

言われると正直ムカつくし、傷つきます。
口では申しわけないと言いますが、心のなかでは、そんな気持ちは全く起きず、この数秒の遅れがあんたの人生にどんな影響があるんだと毒づきます。もちろん心のなかだけでですが。

1回にらみ返したら、「な、なんだよ」と言われたこともあります。

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まとめ

そうして、迷惑行為をする人は、圧倒的に50代以上の男性が多いのでしょうか?
あくまでこれは見解ですのでご了承ください。

・会社勤めなら役職者でついつい指示口調になってしまう。それで自分の優位性を示したい。
・既に会社員を退職しているが、自分の優位性を示す場所がないので、弱い立場と思われる店舗従業員に偉そうに振舞う。
・三波春夫さんが「お客様は神様です」と言ったのは昭和36年(1959年)頃からで、その時幼かった現おじさんたちが、客は神様なんだから偉いんだと間違って理解して育ったため、その考えが染み込んでいる。

ただ、僕が受けたような言葉は、むしろ他愛無いもので、可哀そうな人と思うことで多少気が晴れるが、強烈で執拗なものもあり中には精神を害し、退職にまで追い込まれる例もあると言うので法令化は有効だと思います。



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