「コロナ離婚」と「外出自粛」と「さびしんぼう」と

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
こめまるです。

コロナ離婚というキーワードが急上昇しているそうです。
もっともいままでなかったキーワードですから、少しでも出てくれば急上昇するのでしょう。ことの真意はよくわかりません。

ただ、外出制限の厳しい欧米では、DV被害が増えているそうです。
結局、家族が一緒に家にいる時間が増えて、お互いのイライラをぶつけ合うのかもしれません。

我が家は、妻が働きに行っているので、現時点ではその心配はありません。
ただ、今後、妻も自宅待機になれば、注意が必要だと思います。

そう思っていた時、素敵な映画に出会いました。
先日亡くなった大林宣彦監督の作品『さびしんぼう』です。

僕はこの映画をもう30年以上前に一度見たことがあります。

ショパンの『別れの曲』が効果的に使われていて、主人公井上ヒロキ(尾美としのり)が、隣の女子校に通う橘百合子(富谷靖子)との淡い恋愛を描いた青春映画だと思っていました。

しかし、今回観てそれは違うなと感じました。
これは長い夫婦生活を送っている人にぜひ観て頂きたい映画です。

どこがって?
ぜひご覧になって感じてください。U-NEXTで、観ることが出来ます。

スポンサーリンク

コロナ離婚と外出自粛

コロナ離婚とは、新型コロナウィルス禍の中、自宅で夫婦、家族で過ごす時間が長くなり、お互いの欠点に目が行くようになり、それが我慢できなくなり離婚にまで発展するケースです。

実際にそこまで発展したケースがあるのかどうかわかりませんし、誰かが警鐘を鳴らすために出てきた言葉かもしれませんが、ありそうなことです。

そう言えば、夫源病という言葉があります。

夫源病は医学的な病名ではなく、女性が夫に対して強いストレスを抱えることで引き起こす心身の体調不良を言います。 男性更年期外来に訪れる夫婦の話を聞いた石蔵文信先生(大阪樟蔭女子大学教授)が名づけたものだそうです。

つまり定年退職で家にいることが増えた夫が、妻の言動にいちいち文句を付けることから妻の体調が崩れてしまうことから起こる病です。

でも、近年は、定年後も働き続ける男性が増えているので、個人的にはあまり聴かなくなりました。

ところが今回の新型コロナウィルス禍の外出自粛のより、 夫婦、家族で限られたスペースの中にお互いがいる時間が増え、それがストレスになって最悪、DVや家族間のトラブルになるケースが出てきています。

ただでさえ、外出できないイライラがお互いにぶつかってしまうのでしょうね。

映画「さびしんぼう」イライラを解消してくれた

私は、政府が緊急事態宣言を出した4月7日からアルバイトが全てなくなり、家での仕事だけになったため、ほぼ家にいます。
会社員の長女、大学生の次女も同様に家にします。

妻だけが、日用品を扱っている量販店で働いているので出勤しています。

当初は、家にいるだからあれやれ、これやれとうるさかったのです。
外出自粛前には、衝突したこともありました。

正直、実家に行こうかとも思いました。

そんな時、たまたま大林宣彦監督の映画『さびしんぼう』を観たのです。
きっかけは、単に大林監督が亡くなったので、むかし観た映画をもう一度観てみようと思っただけです。

大林監督の『HOUSEハウス』『時をかける少女』そして『さびしんぼう』と観ました。

そして『さびしんぼう』を観て、ハッと気付いたのです。

毎日ガミガミいう、今は潤いも感じさせない妻にも青春時代があったのです。
そして、恋をして、夢を見ていた少女時代があったのです。

現在は、50代半ばのおばさんになってしまったけど、そんな妻にも可愛らしい純な時代があったのです。

そして妻と出会った頃、新婚時代、子供たちが幼かった頃を思い出すと、目の前でガミガミ言っているおばさんが、とても愛おしくなってきました。

だって僕だって初老のじいさんなんだからお互い様です。

もしかして妻は、僕の微妙な変化がわかったのかどうかわかりませんが、なんかそれ以来私や娘たちへの対応が柔らかくなったように感じます。

スポンサーリンク

まとめ

映画『さびしんぼう』の出だしで、主人公の高校生井上ヒロキ(尾美としのり)は、自分の40代の母親(藤田弓子)に毎日、勉強しろ!勉強しろ!とガミガミいわれ、それに加え、ピアノの練習、それもショパンの『別れの曲』を練習させられる毎日でした。

そんなある日、顔を白塗りにした変わった少女(富田靖子)が目の前に現れるようになったのです。
最初は、ヒロキにしか見えなかったのですが、その後その白塗りの少女は、周りにも見えるようになってきました。

一方、ヒロキは、隣の女子校に通う少女(富田靖子二役)に恋します。

結局、その白塗りの少女が、母親の16歳の時だったということがわかります。そして母親の誕生日の前に白塗りの少女から、母親の秘密を知らされるのです。

僕が、この映画を観たのは、もう30年以上前の20代の時だったと思います。その時は、憧れの美少女に恋する男子高校生の物語と感じました。
でも、60才になった今だから、違う角度から観ることができました。

一度観た映画でも、改めて観ると違うか角度から観ることが出来ます。
ぜひ、大林宣彦監督の名作『さびしんぼう』観てみてください。『さびそんぼう』は、U-NEXTで観ることができます。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました