定年後 思い出と空想に生きる

シニアライフ
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以前、あるテレビ局が、確か新宿のゴールデン街を取材した番組をやっていました。
そこでは、80歳を超えるバーのママを取り上げていました。

現在、家族はいないようでお店の二階に住んでいるママさんは、40代の時にお付き合いしていた男性の写真を大事に持っています。

その時から40年近く経っているのに、その写真を見て語るママさんは、まるで少女の様に恥ずかしそうに、しかしとても嬉しそうに語るのです。

映画飢餓海峡で、左幸子演じる女性が、三国連太郎演じる男性が、以前部屋に来た時に足の爪を切ったのですが、その切った爪を取り出してその時の楽しかった頃を思い出して嬉しそうにはしゃぐシーンがあります。

人は、思い出だけでも生きて行けるんだな、と思ったものです。




定年後 思い出の品は大切にした方がいい

一時、断捨離という言葉、行為がはやりました。

モノで溢れる部屋のものをスパッと捨ててしまえ、ということです。

でも、僕は捨てないようにしています。
なぜならマッチ箱ひとつに思い出は詰まっていて、

それを手にするたびに学生時代のことを思い出すからです。

思い出すことは楽しいことばかりではありません。
時には辛いこと、悔やむことを思い出します。
いや、むしろそんな思い出の方が多いかもしれません。

でも、そんなかけがえのない頃を思い出させてくれる品々は、
捨てないで持っていた方が、生きる糧になると思います。

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僕は、今から50年近く前の中学生時代になけなしの小遣いで購入したクラシックのLPレコードを大事に持っています。

もうターンテーブルに乗せることもありません。
でもジャケットを眺めるだけで、いいのです。

定年後は空想に生きる

20代から30代に掛けての人生を大きく左右する出来事というと就職と結婚です。

いま勤めている会社以外にも内定をもらった会社があります。

もしそこに行っていたらどうなっていただろう、と空想して自分で物語を作るのが好きです。

また、何人か好きだった女性がいます。
イイ感じになったこともあります。

あの時、もっと勇気を出していたら、と思うことは多々あります。

今の妻と出会う前ですから、その女性と結婚していたら違う人生だったでしょう。

そんなことを空想して現在と全く違う人生の物語を空想することが好きです。



最後に

“空想の世界に生きることは決して悪いことではないし、
むしろ人生を豊かにしてくれることなんじゃないか”

“毎日を愉しむ48のヒント 『元気に下山』”五木寛之著
の中の一節です。

最近とみに昔を思い出すことが増えた僕は、これはこれで良いんだと自分を納得させています。




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