ボブ・ディランとB・フランクリンが時間の大切さを教えてくれた

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一昨年の2016年、ボブ・ディランは、日本にやってきました。

ディランの来日は、1978年の一回目から数えて8回目でした。
なんと、一人にミュージシャンとして足掛け30年近く来日するということは
大変なことだと思います。

なんといっても現役でしかも人気も実力も兼ね備えていなければなりませんから。

僕は、高校生の頃から彼のファンでしたが、

2016年は、もうこれが最後かもしれないという気持ちが働き、
15,000円のチケットを買って、4月25日に渋谷のオーチャードホールに行ってきました。

僕は、何が感動したかというと、

彼のステージマナーと音楽への姿勢でした。

今日は、時間に対する考え方について、考えたいと思います。

参考文献:「人生はニャンとかなる」文響社



ボブ・ディラン 時間通りに始まり、時間通りに終わる

僕が、ディランのステージマナーで敬意を表したいのは、
時間通りに始まった、時間通りに終わったことです。

当たり前のことですが、ディランほどの超大物が、謙虚に真摯にその当たり前なことしているのに感心したのでした。

ちょうど同時期来日公演を行っていた、マドンナが、特に理由もなく開演を2時間も3時間も遅らせたのと大違いです。

この当たり前のことをきちんとやっているディランはさすがだと思います。
意外とこんなところがディランが、50年以上に渡って、コンサートを続けてこれら秘密かもしれません。

そうして、もう一つ感心したのは、往年のファンに懐かしい曲を届けるのではなく、常に新しいことに挑戦している姿勢を見せていることです。

ステージでは、最近の曲と往年の名曲も披露しましたが、往年の曲は、アレンジをガラッと変えて、しばらくわからないくらいでした。

このディランの謙虚で真摯な姿勢には頭が下がりました。

そしてその秋にノーベル賞受賞だったのです。
もちろんコンサートの時には、想像だにしないことでした。

※ボブ・ディランの壁画

ベンジャミン・フランクリンの時間に対するエピソード

ベンジャミン・フランクリン(1706-1790)は、アメリカの政治家、外交官、著述者、物理学者、気象学者で、アメリカの独立に多大な貢献をした人です。

その彼の時間にまつわるエピソードをひとつ紹介します。

フランクリンが書店の店主をしていた時に話です。

ある客が、店員に本の値引きを要求しました。

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店員が、出来ないというと客は、「店主を出せ」と言ってきました。

フランクリンが応対すると、
客は、「2ドルは高いから値引きしろ」と迫ってきます。

それに対して、フランクリンは、
「2ドル50セントになります。」

そう答えると、客は怒って
「冗談というな、本当はいくらになるだ!」
と詰め寄ります。

フランクリンは「では3ドル頂きます。先ほど、2ドルで買っていただいた方がお互い時間を損しませんでしたから」というと、客は、納得して3ドル払おうとしました。

フランクリンは、
「ご理解いただけたなら、2ドルで結構です」
と2ドルだけ受け取りました。

つまり時間とは、自分とっても相手にとっても貴重なものなのです。

※ドル紙幣のフランクリン

サンダーバードの時間の教訓

子供の頃、TV人形劇「サンダーバード」が好きでした。

救助を要請されたサンダーバード2号は、現地の到着時刻を伝えます。

ところが、救助を要請した方は、少しでも早く来てほしいので、
指定時刻前から、まだかまだかと焦るわけです。

でも、同様に待っている人は、必ず時間通りに来ます、と落ち着いています。

そしてサンダバード2号は、時間通り、ぴったりに現地に着いたのです。

※雷鳥。サンダーバード。。。

時々、ビジネスの約束時間に、相手の会社などにかなり早く来る人がいます。
具体的には、5分前以前です。

僕は、これは遅れるのと同じだと思っています。

つまり約束の相手は、早く来た人に対してペースが乱されるのです。
つまり、速く来た人は、自分は約束に送れないで、しかもかなり早く来たんだ。

ちょっとそのやる気をみてほしい、くらいに思ているかもしれませんが、
訪問を受ける方は、指定時刻まで業務を入れているので早く来られても迷惑なのです。

まとめ

時間は、誰にでも、公平にあります。

でも、中には、他人の時間を奪う人がいます、

時間は、自分にとっても相手にとっても貴重な財産なのです。

つまり早すぎず、遅すぎず、時間通りに動きたいですね。

特に、時間の残りが少なくなってきたシニアにとっては再認識が必要です。




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