こんにちは、
こめまるです、
「定年後」という本がベストセラーになるように、いま定年後の人生をどう生きたらいいか、迷っている人は多いようです。
定年後 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) [ 楠木新 ]
僕自身が、昨年秋に定年を迎え、現在、定年再雇用に働いていますが、自分の本意とは違い、再雇用で働いていますが、迷っている一人だと思います。
今日は、「定年後」の著者である楠木新氏の新刊「定年準備」でも取り上げている、
定年準備 人生後半戦の助走と実践 (中公新書) [ 楠木 新 ]
「もう一人に自分」を見つけるということを考えたいと思います。
定年後 流されるままだと夢がない
現在、約95%の会社で定年制があり、その内約80%の会社が60才を定年と定めているそうです。
ちなみに65才を定年と定めて会社は約16%です。
そして現在、企業は従業員が希望すれば65才まで定年再雇用として雇わなければならない義務がありますが、その定年再雇用を選択する人が約80%だそうです。
つまり、勤めている人の約60%が、60才の定年後65才まで働く定年再雇用を選択し、65才定年の会社も含めると約75%、4人に3人は、65才まで働くことを選択しています。
ところが65才以降はどうするのでしょうか?
僕の世代(1957年9月生まれ)は、一応63才から年金が出ます。
でも、それ以降のサラリーマンは、65才、いや国の方針で70才からということになりかねません。
そうなった時のことを思えば、流されるままに定年再雇用を選択していいのか!?
と考えてしまいます。
その疑問に答えるヒントが、楠木新氏の新刊「定年準備」にあります。
定年後 困惑しないためのヒント
僕が勤めている会社は、大手百貨店との付き合いがありますが、百貨店担当者の同僚と話していたら、
その大手百貨店は、定年後の再雇用条件は、なかなか厳しくて、給料は、半分以下で1/3位になる人もいるし、全然、経験のない部署に回されることも多いそうです。
それでも、その人たちはやめないそうです。
なんで?
と僕が質問すると、やはり転職するのが怖いのではないか?
という推測をしていました。
大手百貨店にいたなら出入りの業者からもそれなりに扱われていただろうし、退職金も中小企業に比べ良いでしょうし、
だから、無理して転職や独立しなくてよいのかな?
と僕は推測しました。
でも、サラリーマンの多数を占める、中小企業の定年退職は大変です。
ちなみに僕は、定年前とほぼ同じ仕事をしているのに、給料は2/3です。
そりゃ、モチベーションは維持できません。
そこで、楠木新氏は、定年前にもう一人の自分を発見しておいて、定年後はそれを活用してはどうか、と提案しています。
定年後のため在職中にもう一人の自分を見つけておく
楠木新氏は「定年準備」のなかで、次のことを提案しています。
在職中に会社員とは違う「もう一人の自分」を見つけることであろう。
それは仕事だけではなくて、趣味やボランティア的なもの、興味ある事柄をもう一度学び直すことでもいい
そして、
50歳くらいから定年後に向けて、会社で働くとは違う「もう一人の自分」を探していく。
地域の活動やボランティアに関わってみる、趣味なので何かサークルに入ってみる、身の丈にあった小さな起業に向けて準備を始めるという手もある。
とにかくやりたいことをやってみる。
人生は一度きりだ。「二度あれば」と願ってもかなわない。
会社員時代は会社を通して“間接的に”社会とつながっているが、定年後には、「もう一人の自分」を通して“直接的に”社会とつながった方が居心地がいい
もう一人の自分をみつける方法としては、子供のころ好きだったこと、趣味の延長、会社仕事の延長など、その気になればヒントはたくさんあるとしています。
子供の頃から竹細工などのモノ作りが得意だったので職人になった人、明太子を毎日食べていて、口に入れただけでどのメーカーの明太子か分かる人には、ブログから発信して明太子評論家をめざす。
会社員の傍ら、フィナンシャル・プランナー(FP)
の情報をブログで発信をして、役立ちたいと考えている人がいるし、役員秘書の経験を活かし、カルチャーセンターのビジネスマナーの講師をしたりなど、など。
まとめ
サラリーマンの約75%、つまり4人の内3人も定年再雇用を選択しているんですね。
僕もその一人ですが、一番のリスクは、65才までしか働けないことです。
しかも、年金があてにできない時代ですから、生きて行くために働かなければなりません。
65才から何をやるかを定年になってから考えるのは遅いと思います。
定年前から考えておきたいです。
おっと、この文章書いている自分が一番考えないといけないですが。
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