こんばんは!
こめまるです。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?
昨日で前半戦は終わりました。
今日から5月。
1日、2日の今日明日は、出勤の方も多いのではないか?と思います。
さて、以前にこのブログでも取り上げました、内館牧子作「終わった人」が映画化され、6月9日(土)から全国の映画館で上映されます。
僕は、この小説の設定にかなり不満だったのですが、映画はどうかな?
終わった人の映画 小説の不満は映像ではどうか?
この小説の主人公、田代壮介は63才、東京大学を出て、大手銀行に就職。
銀行の出世争いに敗れ、関連会社に出向。
出向先では専務で年収1300万円。
そして65才まで会社に残れるが、63才で定年の道を選びました。
そして「毎日やることがない!」と途方に暮れる。
まあ、なんと贅沢な身分でしょう。
内館氏は、なんでこんなエリートを主人公に持ってきたのだろうか?
それとも圧倒的に多い、中小企業サラリーマンの反感を買って、逆に評判になるような演出を考えたのだろうか?
それとも内館氏の周りにはこんな人しかいなのだろうか?
という疑問を持っていたら、さすが内館氏は、もう2年も前にその理由を説明しています。
少し抜粋してみます。
本著の中に「身の丈に合った暮らし」という言葉が出てくる。
「身の丈」は人それぞれであり、「もっと仕事をしたい」ということが身の丈に合っている人はいるのだ。
そんな男を主人公にして、「定年小説」を書こうと思ったのが、本著の発端である。
人生は帳尻が合うもの「終わった人」というタイトルは、すでに決めていた。
主人公はエリートがいい。
雇用延長もできたが、その多くの場合、これまでのキャリアを踏みにじるような、
バカにした仕事を与えられる。
とてもプライドが許さず、応じなかった。
結果、「毎日が大型連休」になった男の悲哀は、エリートの方が明確に出ると思ったのだ。
もっと詳しい内容を知りたい方は、
コチラから>>>http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49790
終わった人の映画 配役は小説通りか?
主人公の田代壮介役が舘ひろし、妻・千草役が黒木瞳。
舘ひろしさんも今年で68才。
主人公の年齢よりやや上だけど、まあいいか。
でもカッコよすぎるんじゃないかな。。。
黒木瞳さん、58才、
小説上でもまだまだイケている奥さんと表現されているので、配役としてはぴったりと思います。
多分、主人公が思いを寄せるカルチャースクールの受付嬢・浜田久里役は、広末涼子かな。こちらもぴったりかな。
まあ、ひやかし半分で観にってみよう。
終わった人の映画 これからは終われない人
終わった人の時代は、終わったと思います。
作者の内館さんも主人公の田代壮介も言うなれば、団塊の世代。
今後は、定年延長、または定年廃止が加速度的に進むでしょう。
だから主人公田代壮介氏は、定年後「何をやっていいかわからない」と嘆いていましたが、これからの人は、なにを贅沢言っているんだ!やることないなら、働け!
と怒りを持って言う時代がすぐそこに来ています。
僕もそうですが、これから60才を迎えようとする人は
「こっちはやることをやらなければならない」
「働かなければならない」
「自分の事は自分でやる」
「働けなくなったら、そこでおしまい」
という時代はもう来ています。
この映画に共感するの世代は、まず団塊の世代以上だと思います。
その後の世代は、特に1960年代以降の生まれの人は、怒るかもしれません。
まとめ
「終わった人」の時代は終わり、「終われない人」の時代がやってきます。
いやもう来ているのかもしれません。
僕は、もう「終われない人」になっています。
いろんな意味で、僕はこの映画を観てみます。
コメント
’みね’です。
2回目のメールを差し上げます。
ブログ内容と異なる事をお許し下さい。
私も、高専に入学し「5年で卒業の所、7年」で卒業しました。
+2年は、学業面においては有意義ではなかったけど、今思えば
出会いと交流に関しては、人生において良い時期だと感じます。
かっこよく言えば、人生に無駄なしですか。
ブログを拝読していて、五木寛之に傾倒していた自分を思い出し
BOOKOFFで、「夜明けを待ちながら」「他力」2冊を購入しました。
ついつい、思いを書き連ねました。
参考になる事が、多いのでブログ継続をお願いします。
みねさん、
コメントありがとうございます。
そうですね、人生に無駄はないと思います。
引き続きよろしくお願いします。