スポーツ庁が、というよりも国が、昨年10月に「歩きやすい服装」で通勤しなはれ、
という提案を発表しました。
2017年10月2日、スポーツ庁は「FUN+WALK PROJECT」と題して「歩きやすい服装」での通勤を推奨することを発表した。具体的にはスニーカーやビジネスカジュアル、通気性の良いスーツなどでの通勤を想定している。18年3月をめどに本格的に実施する予定で、通勤時の歩行の推進を通じて国民の健康増進を目指す。
これに対して、反応は、主に「スーツにスニーカーは合うか?」「スーツに合うスニーカーは?」「ビジネスマナー的にはどうか?」「履き替えるのが面倒」「夜の接待の時はどうする」などどちらかというと見かけや運用の仕方に対しての反応が多かったようです。
でも、スポーツ庁とそのバックにいる内閣の狙いはなんだろうと考えてみました。
サラリーマンの通勤にスニーカーの本音
「通勤時の歩行の推進を通じて国民の健康増進を目指す。」
ここにこそ、スポーツ庁の狙いが表れています。
つまり、国民の多数を占める給与所得者に対して、健康になって、もっと長く働いてね、
ということ遠回しに言っています。
今60才定年が多いけど、65才まで働いてね。いやいや健康に留意して70才、いや後期高齢者になる75才まで働いてよ。
なぜかって?
だって、医療費の負担を軽くしたんだよ、年金の支給も遅らせたいんだよ、
が本音だと思います。
サラリーマンの通勤にスニーカー 一億総活躍社会
もうサラリーマンはリタイヤ出来ない時代がやってきますね。
よほど現役時代に貯蓄に励んで、退職金の沢山もらえる大企業や公務員ならいいけど、
一番多くいる中小企業のサラリーマンは本当に死ぬまで働く社会がもう目の前にやってきていると思います。
では、当事者の中小企業サラリーマンはどうするか?ですね。
サラリーマンの通勤にスニーカーは国と企業と個人の闘い
国は、医療費を抑えて(国民の負担を増やして)年金の支給を遅らせて、出来るだけ出費を抑えたいのが本音。だから企業にも60才で定年と言わず、もっと働かせなはれ、65才まで面倒見てよ、というのは現状。
でも国会でも審議されだしましたが、元気な方には70才からに支給にしてね、
ともう言い出しています。その内75才からしかもらえなくなるんじゃないかな。
国の指導で65才まで定年退職者を雇う義務が出てきた企業は、
パフォーマンスが落ちた60才以上を安い賃金でうまく使いたいと考えています。
一番いいのは、能力など維持したまま、同じ仕事を安い給料でやってくれること。
こうなると雇われる側のサラリーマンは大変ですね。
給料は下手すると半分位になったのに、仕事の内容自体は変わらない。
でも、新しく仕事を探すのは面倒だし、一応65才までクビにならないしってあきらめの境地で働いている人も多いのでは。
まとめ
国に金がないと一番割を食らうのは、国民ですよね。
特に中小企業のサラリーマンの退職者や非正規雇用の人達は、もう食うだけがやっとという時代がすぐそこにやってくると思います。
怖いですね。
だから結婚の比率はもっと下がり、人口は激減。
日本の存亡にかかわるシミュレーションから、スポーツ庁はスニーカーで通勤しようと言い出したと思います。
嗚呼、杞憂であってほしいが、現実はとても、とても厳しいですね。
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