こんにちは、
こめまるです。
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)は、197年前の3月26日ウィーンで死去。57歳でした。
『大作曲家たちの履歴書』三枝成彰著によると、身長160cm弱、剛髪、褐色の瞳、デコッパチ、骨太で左利き、性格は不器用、短気、良くも悪くもエゴイストなどと記されています。
ピアノの名手で若い頃は、貴族のお嬢様たちのピアノ教師などして楽しくやっていたようだし、女性にはもてたとも言われています。また生涯支えてくれた貴族などもいて、孤高の人ではなく、人好きのする人だったのではと僕は思います。
ただ後半生は耳の疾患から気難しくなったのだろうと思います。
なんと言っても鋼鉄の意志を持ち、お金にも厳しかったようですから、その何分の一かの強さを彼を慕っていたシューベルトが持っていたらと考えると残念です。
今、5月末のコンサートに向けて「ミサ・ソレムニス」を練習しています。この作品は第九と同時期の50代半ばの作品ですが、ミサ曲の常識を超越したリズム感溢れる激しい内容を持った作品です。改めて凄い人だったんだと歌いながら心を震わせています。
さーて、ベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』の名盤と言えば、20世紀の巨匠オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管他の歴史的名演。
昨年没後50年ということで、クレンペラーのオペラ&宗教的作品録音全集が出ました。
ベートーヴェンのミサ・ソレムニスはその中で収録されています。
ワーナークラシックス・リマスター・エディション2 (オペラ&宗教的作品録音全集) オットー・クレンペラー 、 フィルハーモニア管弦楽団 、 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
先行して発売された《シンフォニック作品&協奏曲作品録音全集(95CD)》に続き、この《オペラ&宗教的作品録音全集(29CD)》とのボックスを合わせて《オットー クレンペラー/ワーナークラシックス・リマスター・エディション》の全体が形成されます。これは、偉大なるクレンペラーのワーナークラシックスが現在権利を持つカタログの全てです。元々は 旧EMI コロンビア、HMV、エレクトローラ、パーロフォンのために録音されたものです、今回の《オペラ&宗教的作品録音全集》では、「魔笛」と「さまよえるオランダ人」は2017年にアビイロード・スタジオにおける十分なリマスターが行われたため、またドキュメンタリーサウンド、リハーサルなどは除き、オリジナル・マスターテープ、または入手可能な最良のソースから、2023年Art & Son Studioにおいて新たに24bit/192kHzでリマスターされたもので、バッハ、ベートーヴェン、ブラームス、ヘンデルの宗教的作品に、ベートーヴェン、モーツァルト、ワーグナーのオペラを収録しています。
オットー・クレンペラーは、オペラの演劇性とオラトリオの精神性の両方を深く愛しており、彼が生涯をかけてこのレパートリーについて考え、経験した成果となっています。
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」録音のリハーサル、クレンペラーのオペラ公演で歌ったアーティストの回想録などを収録したボーナスCD(CD16)も収録。
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