ハイデッガー 先駆的覚悟

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こんにちは、
こめまるです。

僕はテレビをあまり観ないラジオ派です。
でもTV番組で好きなものがいくつかあります。そのひとつが、Eテレの『ロッチと子羊』(毎週木曜午後8時から、再放送:毎週日曜午前0時から)

『ロッチと子羊』

ロッチの二人が、ゲストを招いてその悩みを聴き、それを哲学で解決しようという番組です。哲学解説が小川仁志氏(山口大学教授)。
これがめっちゃ面白い!

2月29日(木)の放送では、ロッチの芸人仲間の後輩キューティー上木が、「努力をしても変わらないのではないか」と悩みを打ち明けます。それをロッチの二人が、同情したり突っ込んだり茶化したりする。そして小川教授の登場。

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ハイデッガー 先駆的覚悟

小川教授が持ち出したのが、ドイツの哲学者ハイデッガー(1889-1976)の考え方。

それは、
人がよりよく生きるには「先駆的覚悟」が必要なのだ、というもの。
つまり人生が有限であることを覚悟する必要があるというものでした。

相談者のキューティー上木(45歳)は、芸人としてより上を目指したいと思いながら、現実では何をしていいかわからない、と悩んでいる。
そこで80歳になった自分を登場させる。80歳になった自分は45歳の自分になんて声を掛けるだろうか?を想像する。

80歳の自分は、ネタをもっと作らないといけないよ、などいろいろ語ってくる。そしてその語ってくれることが今の自分がやることだと気づくというもの。
僕がいつも自分自身に語っている「過去に囚われず、将来を考えすぎず、今を大切に生きる」ということに通じていると思ったのです。

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今際の際に言いたい言葉

僕はこの番組を観るまで、ハイデッガーの存在もそんな考え方があることも知りませんでした。
僕の場合は、今際の際の自分が、今悩んでいる自分になんて声を掛けるかということを選択を迫られた時に自然にやっていました。ただこれも50代も半ばになってからです。それまでは会社の仕事があまりにも忙しすぎで思考がそこまで回りませんでした。

そしてここで気付くのです。今際の際の自分と現在の自分の距離が少しずつそして確実に近づいていることを。そしてそれが一致した時に自分に対して一言「お疲れさん」と言えたらいいなと思っています。



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