こんにちは^^
僕が所属するコミュニティー「おじさんLCC&オジサネーゼ」で、デジタル遺品について情報交換しようということになりました。
提案してくれたメンバーから、次の本のおすすめもありました。
『デジタル遺品の探しかた、しまいかた、残しかた+隠しかた』
この本は、終活弁護士の伊勢田篤史氏とライターの古田雄介氏の共著で、それぞれ日本デジタル終活協会の代表理事、デジタル遺品を考える会代表を務められています。
自分の親の世代なら遺品と言えば、目に見える形に残っていますが、ネット社会に生きる現代人は、どんなに嫌でもネットの利用やデジタル機器とは無縁ではありません。
そこでもし自分が、急にあの世になったとしたら、遺族は何に困るか、そしてどうしたら困らないかを自分に現状に即して考えてみました。
デジタル遺品とは
そもそもデジタル遺品と何か?
一般的には、
「パソコンやスマホ等のデジタル機器に保存されたデータやインターネットサービスのアカウント等」
を指すものとされています。
つまりIT化によってもたらされた新しい遺品のカタチというわけです。
さてひと言でデジタル遺品と言っても、
2つの全く性質の異なるものが含まれています。
それはオフラインとオンラインとの違いです。
オフラインとは、デジタル機器内に保存されている画像、動画、文書などのデータのことです。つまり自分以外の第三者は出てきません。
オンラインとは、インターネット回線と通じて外部の世界とつながるもので、自分以外の第三者が出てきます。
ネットバンキングとネット証券
僕は某都市銀行と某ネット銀行の2つを使っています。
都市銀行では普通預金とつみたてNISAをやっています。もう何年も前から窓口に行くことはなく、ネットバンキングを利用しています。
キャッシュカードとつみたてNISAの証券があるので、この銀行の存在が家族に分からないことはないです。
多少問題かなと思うのは、ネット銀行の方。ただこちらもキャッシュカードがあるので、家族がその存在をしることがないということはありません。
ただこちらの方は、毎月少額の積み立て投資をやっています。
結局、家族に引き継ぐ手帳(以下終活手帳)にIDとPSWを記しておけばOKですね。
アフィリエイトのしまいかた
僕は自営としてアフィリエイトをしています。
そのためのブログをいくつか運営しています。ブログはネット上に存在するもので、そのブログの居場所であるサーバーと存在を定めるドメインとが必要です。
それは1年から複数年契約でレンタルするもので、契約は自動更新と手動更新の2種類があります。
僕はある時から全て手動更新に切り替えました。
だから僕が何かの理由で更新できなくなれば、使えなくなるだけで遺族が困ることはないと思います。
ただ残念なのは、長年更新してきたブログが、ネット上から消えてしまうことです。
でもそれも考えようで、無料ブログやSNSだと、永遠にその情報が存在し続ける怖さを考えると自分の最期を追うように消えるのは健全かもしれません。
SNSのしまいかた
僕は、Facebook、Twitter、Instagramにそれぞれ一つずつアカウントを持っています。
実は、TwitterとInstagramは、複数アカウントを持ってましたが、最近削除しました。
僕の会社員時代の同僚は2020年の秋に亡くなりました。彼とはFBで友達関係だったのですが、9月生まれの彼に対して亡くなったことを知らない人が、昨年も数名誕生日祝いのメッセージを送っています。ちょっと辛いものがありますね。
つまりアカウントを持っている本人または遺族が何もアクションを起こさないと永遠にSNSのプラットホーム上に存在し続ける訳です。
これは二通りが方法があり、完全にアカウントを削除してしまうのか、それとも亡くなったことを知らせて追悼というカタチで残すのか。
僕個人としては、FBは残して、TwitterとInstagramは削除するよう「終活手帳」に書く予定です。
サブスク登録のしまいかた
僕は、仕事柄というかお楽しみのために映画のサブスク配信で3件(U-NEXT、Netflix、Amazon Prime)、音楽配信で3件(Naxos、Amazon、Spotify)とその他Amazonのkindle、Audibleも契約しています。月々1万円ほど払っています。
全部クレジットカード引き落としなのですが、これはクレジットカードを解約すれば引き落としできなくなるので、先方から解約されるのか、それともずっと請求が来るのか調べておかないと遺族に迷惑を掛けますね。
これも重要案件です。
最後に
個人的に怖いことだなと思うのは、例えば紙媒体に書かれた楽譜は、古くなったりインクの文字がかすんできたり、紙自体が腐食したりしても一応残ります。
しかしデジタルデータだと一瞬にして消えてしまうこともあるわけです。
ベートーヴェンの第九の自筆譜は、世界遺産として大切に保管されていますが、デジタルデータでなくて良かったと思います。
僕は、7年間に渡ってブログを書き続け、その数は1850記事以上です。しかし、僕が死んでしまうと誰も更新しないし、それより借りているサーバーとドメインを更新する人もいなくなるとネット上では誰も見れなくなり、事実上消滅します。
その一方、拡散して欲しくない情報などは、SNSなどを通じて永遠にネット上に残ってしまうということもあるわけです。こちらなど紙媒体なら燃やしてしまえばおしまいなのに。
またいつ最期が来るかというのは自分自身はもちろん誰にも分からないことなので、この機会ちゃっちゃとやっておこうと思います。
進展は、またこのブログ上で報告します。
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