こんにちは、
こめまるです。
5月16日におじさん仲間と「ウクライナ/シリア・トルコ支援のためのリサイタル」に青葉台のフィリアホールに行ってきました。
企画したのが、ヴァイオリニストの澤田智恵さん。
ウクライナからピアニストのデニス・ヤヴォールスキー氏を招いてのリサイタルでした。
澤田さんは、2018年に当地に日本ウクライナ芸術協会を立ち上げ、ウクライナ音楽家との交流を進めていましたが、コロナ禍となり活動が思うように進まない上に、昨年2月からのロシア侵攻により、音楽家として出来ないことはないかとウクライナ支援のチャリティー公演を進めてきました。
ほっそりとして穏やかに語る澤田さんのどこにそんなパワーがあるのかと感じましたが、音楽の持つ力を信じ、前を向いて活動されている姿に心を打たれました。
ウィンターオンファイアー ウクライナ
ウィンター・オン・ファイアーというドキュメンタリー映画があります。
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『WINTER ON FIRE』by Netflix
2013年から2014年にかけてウクライナで起こった公民権運動を93日間にわたって記録したものです。
ウクライナ全土から100万人近い市民が結集し、要求や表現の自由を抑圧しようとした当局に対して抗議運動を展開、プーチンの傀儡と化した大統領の辞任を求めて闘った様子が描かれています。
自由を求め抗議する市民も大統領の命で市民を鎮圧する軍隊も同じウクライナ人。
なんで仲間同士で闘わなければいけないのか!?
闘いが硬直状態になった時、一人の音大生と思われる若い女性が、市民がバリケードとして置いたピアノをおもむろに弾き出す。
曲はショパンの革命エチュード。この時ばかりは市民側も政府側も闘いを止め演奏に聴き入る。
そして演奏が終わったらなんと双方から拍手が沸き起こる。ここから市民側が反撃に出て行く。歴史的な事実なので結末を言うと大統領は、敗北を察知しヘリでロシアに逃げてしまった。
今回リサイタルでもデニス・ヤヴォールスキー氏は、ショパンの革命のエチュードを弾きました。
リヒテルのイタリア楽旅第1集, 第2集<タワーレコード限定>
※CDでは、ウクライナ出身の名ピアニスト、リヒテルのCDをご案内します、
リサイタルの終盤では、オクサーナ・ピスクノーワ氏と武松洋子氏によるウクライナの詩人タラス・シェフチェンコの詩の朗読。

また、ホワイエでは、写真家ヴェラ・ブランシュさんのロシア侵攻後のウクライナの状況を撮った写真展がありました。白黒だからか、逆に迫ってくるものがありました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/229771
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2023年2月7日の東京新聞で澤田さんの活動を取り上げています。
『WINTER ON FIRE』は、ネットフリックスで視聴できます。
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