猫も老人も、役立たずでけっこう 養老孟司

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こんにちは、
こめまるです。

養老孟司さんの『猫も老人も、役立たずでけっこう』を読みました。

猫好き、虫好きな養老さんということで興味を感じ読みました。
失礼な言い方になるかもしれませんが、思っていたより格段に考えさせられ共感を得た本です。

養老さんの愛猫まるを偲んで『まる ありがとう』という本がベストセラーになっていますが、この本は、養老さんがまるを通して感じたこと考えたことを素直に書かれている感じなのと、僕が普段ぼんやり違和感を感じていたことをずばり書かれているの楽しく読むことが出来ました。

僕が本を読むことは知識を広げるためですが、当然ですが読んだ本の内容をまるまる憶えることはないし、かと言って全く忘れることもありません。

なんか、ちょっとして一節などはふと出てくることがあります。

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定年後は虫捕り

僕は、37年4ヵ月間もサラリーマン生活をしていました。
当然最初から37年間勤めるつもりはありませんでしたが、気が付いたらそんなに働いていました。

35年6ヶ月の正社員生活と1年10ヶ月の再雇用生活でした。
再雇用は1年契約で、自分から辞めると言わなきゃ、多分65歳まで働けたと思いますし、現在僕の先輩も働いている状況から、70歳近くまで働けたかもしれません。

でも嫌になったんですよ。会社が経営者が。
なにか企画の提案をしようとすると「それは儲かるんですか?」「結果は出せるんですか?」「失敗は許されません」などいうので嫌になりました。

そんなのやってみなきゃわからないしね。

で、「やってみないとわかりません」というと「そんな無責任な。許可できない」となるわけです。

もうこんな企業には勤められないな、と思い退職しました。
以前はこんな感じじゃなかったんですがね。

養老さんも本の中で、
“やってみなければわからないことでしょうか。それは経済中心に考えているから、そうなるんでしょう。だから、「経済ってなんだよ、経済がおもえをいかしているのか?」と言いたくなりますよ。”
と書かれています。

また、定年退職後に何していいかわかない人に、虫捕りに行きなさい、とも記されています。
これは痛快ですね。
共感します、賛同します。

つまり引きこもっていないで外に出れば何か発見があるよ、ということですね。

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まとめ

僕の毎日は、猫の給食当番とトイレ掃除係です。
あといろいろお世話、
ブラッシングしたりノミ取りの薬を付けたり爪を切ってやったりとエステ担当。

なんか今の日本は足ることを忘れているような気がしますね。

足ることを知る、そんなことも考えさせられたいい本です。



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