サラリーマンに自由はあるか 退職して半年で思う

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こんにちは。
こめまるです。

本日、2月1日で、37年4ヵ月のサラリーマン生活から解放されて6ヶ月が経ちました。

6ヵ月経って、なりたかった自分になっているかどうかはいまひとつですが、一つ言えることはサラリーマン時代より10倍自由だということです。

経済コラムニスト大江英樹氏は、一介のサラリーマンとして定年を迎え、定年後半年の再雇用を経験しした後退職、その後起業して大きく羽ばたいた方です。

僕は、定年後大江氏の本は何冊か読んで、自分のもやっとした考えを整理出来ました。

それは50代後半から雇われない働き方、いや最初はそんな表現もできませんでしたが、単にもっと自由になりたいと思っていた考えが明確になったのです。

今回は、サラリーマンの自由について自分の経験から考えたいと思います。

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定時になっても帰らない人たち

僕は、1982年(昭和57年)に東京都港区にある宝飾品を扱う会社に就職しました。
特に宝飾品つまりジュエリーや宝石に興味があったわけではありません。

一浪して大学に入り、しかも1年留年していたので、親に申し訳ないという気持ちでどこでもいいから就職しようと思っていたのです。

たまたま就職ジャーナルを見ていたら、その会社の見開きの案内が出ていました。
会社訪問したところ、同じ大学の先輩を紹介して頂き、あとでわかったのですが、その先輩は適当な方だったようで、僕は、その先輩の口車に乗せられるように、ここでいいやと内定をもらい就職しました。

そんな適当な気持ちでしたから、入社3年目くらいまでは今考えてもふらふらしていたと思います。
すでに20代も後半になっていたので、もし現在の僕ならいろいろ忠告したいことが山ほどあります。

ただ、僕にとってラッキーだったのは、卸部門ということで、他社の方との付き合いが出来たことと、自分に対し、3年間が絶対やめない、と縛りを入れて、毎日1円でもいいから売上を上げるということを課したことです。

もちろん宝飾品の素材卸しですから、1円ということはなく、10万円単位でしたが、気持ち的にはそんな感じでした。

また一緒に働く先輩や同僚には恵まれ、会社の寮もすぐ近くだったので、それなりに楽しく働きました。

ただ一つおかしいなと思ったのは、先輩社員たちが定時になっても帰らないことです。
出社時間に遅刻することにはうるさいのに、退社時間になってもお構いなしに仕事を続けることに対しては違和感を感じました。

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洗脳されていく自分

実は、僕はサラリーマン時代の定年までの35年間に、1日も有給休暇を取っていません。しかも勤めた会社には、有給を買い取るという仕組みもないので、全く権利を放棄したのです。

もちろん自分にそんな意識があったわけではなく、経営者に洗脳されていたのです。

当時の経営者は、人間的には尊敬できる人でした。
一代で田舎の宝石屋から従業員200名以上で、年商100億円を超えるまでに会社を大きくした人でした。

ただ、若い頃から自身で朝から晩まで売り歩いた経験から、休むことを非常に嫌う人で、有給休暇は悪だ!、と明言するような人でした。

だから僕だけではなく、社員たちはそれに従うの常で、たまに抵抗しようとすると大騒動でした。

つまり退職が決まっている社員が、退職前に有休を使おうとすると有休を使う前に退職させるとか、そんなこんなで社員が権利を行使することを認めない経営者でした。

ただそこでは僕自身は重要な仕事も任せられ、仕事でも海外への数十回も行くことが出来、仕事自身も楽しんでいたので、有給のことは気にもしませんでした。

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サラリーマンに自由はない 割り切りが大切

サラリーマン生活には自由はありません。あると思ってもいろんな既定の中のことです。でもその規則を承知で働ければ、それなりの報酬がもらえ、家族を養っていくことが出来ます。

またこの年になって思うことは、サラリーマンを続けて年数に応じた年金が受け取れるということです。

サラリーマンなのに年金のことを否定的にいう人がいますが、年金制度のことをよく知らない人が多いと思います。厚生年金保険を支払わないで行くと厳しい老後が待っています。

つまりサラリーマンである限り、思うような自由がないと割り切ることが大切だと思います。

給料で家族を養い、仕事を通して社会に貢献していると思えば、サラリーマンは悪くありません。しやむしろ僕は、正社員のサラリーマンとして働くことを強く勧めます。

退職後、自由を実感するまで

定年後、全く仕事を辞めた人は、最初のその開放感に酔いしれると聞いたり読んだことがあります。しかしその開放感も1ヵ月、2ヵ月と経ち、薄れていき、何もしないと半年後にはテレビの前から動けなくなる人も多いと聞いたことがあります。

僕は、退職する前から副業をしており、しかもアルバイトは、在職中の7月から有給の日に行ったりしていたので、むしろ開放感に浸る暇はありませんでした。

むしろ退職後1ヵ月は、前の会社の呪縛というか、何か連絡があるんではないかと多少びくついていた面もあります。

そして新しく始めたアルバイトは2つあり、その両方に慣れてきて6ヵ月経った現在にようやく開放感というか自由になったという実感が湧いてきました。

そして自営としての自分の仕事への取り組みにも真剣身が出てきたと感じています。

まとめ

サラリーマンに自由はないと言いながら、サラリーマンで働くことを薦めます。
でもそれは生涯続けるものではありません。

僕は、再雇用で1年10ヵ月働いている時にいつも考えていました。

今際の際に、
「ああ、俺は生涯サラリーマンで幸せだった!」
と思うか、それとも
「ああ、俺は大変だったけど自由に働けた!」
と思うか、でした。

僕は、後者でした。

そして年金があと3年ほどで受け取れるという保険も考えて、自由をめざすことにしました。



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