こんにちは。
こめまるです。
定年を迎える少し前に給料が振り込まれる銀行から、退職金の運用をすすめる案内を届きました。
今から3年ほど前のことです。
基本的に現役のサラリーマン時代には投資の経験をなかったので、退職金は、定期預金に預けておくだけにしておこうと思っていました。
そこで銀行に行ったのですが、さすが銀行。
ちゃんと慎重な人向けの策も講じられていたのです。
60歳 投資よりも働いて稼ぐ 銀行の窓口で負ける
銀行の窓口に行くと若い(多分30歳前後)素敵な女性が対応してくれました。
多分、これも投資信託を薦める作戦と思います。
こっちは、60歳のおじさん。
相手が、男性よりも女性、しかも若すぎない女性で、一気に警戒を解いて、素直に話を聴いていしまいました。
それでも僕は、気に入られたい気持ちをぐっと抑えて、
全額定期預金に入れます、と伝えました。
しかもここでもちゃんと美味しい策が講じられているのです。
通常の定期預金の金利は、僅か0.1%。
つまり1,000万円一年間預けても利息は僅か1万円。
ところが退職して1年間以内に退職金を預ければ、金利が3ヵ月間0.5%という優遇処置をしてくれるのです。
※現在の金利は違うと思います。また僕の記憶も曖昧ですので、実際の金利とは違っているかもしれません。あくまで優遇されたという事実があったということです。
僕は、優遇金利の定期預金でお願いしました。
ところがこれが伏線なのです。
3ヵ月近く経つと銀行の担当女性より電話があり、優遇金利が終わりますが、追加で預けて頂ければ、まだ優遇金利でお預かりします。
僕は、追加で預ける余裕はなかったのですが、またその女性会いたさに、銀行にのこのこ行ったのです。
そこで提案されたのが、退職金の半分以上を投資信託に預けてくれれば、残りの分の定期分の金利を優遇するというものでした。
僕はこれに乗ってしまいました。
60歳 投資よりも働いて稼ぐ 投資信託はやるもんじゃない
僕は投資信託で選んだコースは、一番堅実なコースです。
元本割れだけは嫌でした。
しかし、元本割れが嫌なら、投資信託に預けてはいけません。
投資なんですから、元本割れのリスクは必ずあります。
結局、僕は投資信託に1年ほど預けていましたが、毎月の報告では一時期元本割れしていました。その時は、担当女性から電話があり、いまは静観の時期です、と伝えてきました。
僕も元本割れした時は、これは解約しかないと決めました。
元本割れは、精神的にも良くないのです。
そこでマイナス分のデッドラインを決め、これ以上マイナスの場合は解約しようと決めました。
ところがそう決めたと同時、マイナスは反転して、元本の額は取り戻し多少プラスに振れてききたのです。
僕は今だ!とすぐ銀行に連絡して、解約を申し込みました。
結果、1年間定期預金で預けるよりは大分いい金利を受け取って解約することが出来ました。
解約を申し込んだ時、担当女性は、これから良くなりますから、と言っていたが、そんなの誰にも分らないわけで、僕はむしろ精神的苦痛と元本割れから解放されたのでした。
まとめ
定年後は、自分が稼がないで、お金に稼がせろという考え方や意見を聞いたことがあります。
これは投資信託など、金融商品を販売しようという側の論理です。
現役のサラリーマン時代に投資についての知識を深め、実際に経験をした人ならいざ知らず、投資の経験の無い人は、普通に定期預金に預けて、自分で働いて稼ぐのが一番だと思います。
その代わり、僕は現在つみたてNISAは続けています。
こちらは取引銀行のネットバンキングで、いつでもチェックできますし、現在非常に好調に推移しています。こちらを最長の20年間続ければ、その頃80歳になっている僕の医療費や介護費などの老後資金にはなっていると思います。
だから僕は、現在アルバイトと起業で最低の生活費を稼いで、定期に入れている退職金とつみたてNISAは手を付けないで行きます。
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