こんにちは。
こめまるです。
河合薫さんの本は面白いので何冊か読みました。
今日は、河合さんのコラムをYahoo!ニュースで読みましたが、そこで「最後の仕事」という考えを知りました。
そうか、人生最後の仕事ということか。
あまり考えたことがなかったのです。
僕は働ける間は、働き続けたいとこのブログでも書いていますが、最後の仕事は、今の自営の仕事とアルバイトの仕事と決めているので、あえて「最後の仕事」とは考えていませんでした。
そこで今日は、人生の最後の仕事について考えたいと思います。
60歳 最後の仕事を探して その働き方は
河合さんはそのコラムの中で、高齢者を雇用することで業績を上げている米国のヴァイタニードル社を紹介しています。
この会社に関しては、少し古いですが、2011年3月1日のダイヤモンド・オンラインでこの会社を取り上げています。
この企業は、米国のマサチューセッツ州にあり、社員48名の半数が65歳以上の高齢者で平均が74歳、そして最高齢が99歳(当時)だというから驚きます。
この企業では、高齢者の採用を始めた2000年から2010年までの10年間でなんと業績が3倍にもなったそうです。
ただ、高齢者の雇用に関しては偶然の産物だったそうです。
当初、もっと若い世代の採用を考えていたが、集まらないのでしかたなく高齢者まで採用枠を広げたそうです。
ところが、採用してみると思いがけなく成果があがり、それ以来高齢者世代も積極的に採用するようになったそうです。
高齢者は、収入よりも自分の働く場所があり、社会に貢献できることに喜びを感じ、自分の最後の仕事という意識が高く忠誠心も高いそうです。
60歳 最後の仕事を探して いつまで働くかが不透明
ただ、日本でも中小企業などは自然と高齢者に頼っているところはあります。
80歳を過ぎても現場で頑張っている人はいます。
僕は、前の会社で一時、ダイヤモンドの輸入卸の業務に就いていて、仕事でベルギーのアントワープに行っていました。
そこでは、70歳を過ぎてもダイヤモンドの売買や仕分けをしている高齢者の姿を見ていました。
それぞれ自分で出来る範囲でやっているみたいで、楽しそうに仕事をしている姿を目にしていました。
現在、日本政府は長く働ける環境を広げようとしていますが、今一つ企業、特に大企業の取り組みが十分ではないように思います。
また仕事の現場でも、特に再雇用の場合はまだまだしっくりいっていないようです。
60歳 最後の仕事を探して 国にも企業にも頼れない
働いている現場では、定年になり収入が大幅に下がったにもかかわらず業務が同じだったり、上司が以前の部下だったり、経験したことが役に立たない業務だったりと不満が渦巻いていると感じました。
僕は、仕事自体は嫌いではなく、収入も特別悪くなかったのですが、現役時代のしがらみをそのまま引きずったり、65歳までしか働けないし、働きたいと思わなかった、つまり最後の仕事と考えられなかったので退職しました。
現在は、自営とアルバイトですが、アルバイトも年齢制限がない販売です。
しかも定年退職者が多く活躍している職場です。
僕はこの2つを最後の仕事としたいと覚悟を決めています。
最後に
高齢者は邪魔な存在、やっかいな存在、そして見えない存在ではありません。
いくつになっても社会に貢献したいと思っていて、その思いは若い世代よりも強いと思います。
そして働ける場所が、最後の仕事と覚悟すれば、忠誠心に強く実力を発揮します。
でも国や企業の対応を待っているともっと年をとってしまいます。
僕はそれが嫌で自分から動きました。
また、アルバイトなら大手ファミリーレストランや量販店などでは、65歳以上でも働ける環境が整いつつあります。
もしかして今後業績を伸ばす企業は、高齢者を上手く使う企業だと思います。
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