もし現在勤めている会社の定年が70歳だとしたら、
どういう気持ちだろうか?
と考えてみました。
というのも国としては、国民には出来るだけ長く働いてもらい、
しかもそれを企業への義務化にすることで、
年金保険料の支払期間が伸び、
逆に年金支払期間が短くなりため、年金問題も解決され、
就業人口が増えれば、それだけ消費も拡大して税収も増えるという考えのようです。
本当に現代の中高年は若いのか?
果たして、そんなにうまく行くのだろうか?
という素朴な疑問を感じます。
よく最近の60歳は若いとか、
お年寄りは若いとか、
サザエさんの父親、波平さんは54歳だという設定から、
今の同年代の人たちは、若いと言われます。
果たして本当にそうなんでしょうか?
僅か50~60年で人間は10歳も20歳も長生き出来るように進化したのでしょうか?
僕は違うと思います。
もともと持っていた素養が、発揮できる環境になったに過ぎないと思っています。
だから50年~60年前の60歳と現代の60歳を比べた場合、
生きる力というとを考えると大きく変わっているとは思えません。
現代の中高年が若く見える理由
では、なぜ今の中高年が若く見えるのでしょうか?
それは定年の延長や年金の先送りにより、
働かざると得なくなったからだと僕は思います。
さて、なぜ定年後も働くかというと、
「生活のため」が一番です。
もっとシンプルに考えると、
野生の生き物は、エサを自分で取れなくなった時が最期なのです。
ということは、人間は生物である以上、食べるために働き続けるというのが
もっとシンプルな考えだと思います。
最後に
ただし、ここで問題です。
野生生物は、多くの場合、自分の力で食べ物を取っています。
つまり誰かに言われて、または強制されてではないのです。
そんな観点から見ると、定年の延長や企業の雇用義務の延長などよりも
個人で自由に働ける環境作りが大切なのではと思います。
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