このブログでも何度か、同様のテーマで取り上げていますが、
大手企業では、50才以上の社員を対象に、
定年後のライフスタイルについて、セミナーを開催しているようです。
僕の所属している会社は中小企業なので、
定年後の自分の生き方、働き方は、
自分で考えなはれというスタンスですが、
大手企業となれば、対面的にも必要なんでしょうか?
ある人のレポートによると、
その中でよく語られるのが、
定年後の時間は、たっぷりある、
計算上は、自由に使える時間が8万時間、10万時間もあると
ステレオタイプの講師は言うらしいそうです。
でも、この言葉に惑わされてはいけません。
定年後 8万時間もあるという罠 今が一番若い
普通、定年は、60歳だと思います。
もっと早く定年を迎えた人もいるでしょうし、
定年が65歳などに延長された人もいるでしょうし、
定年自体が、なくなったと人もあるようです。
もっとも、20年ほど前までの日本では、55歳定年が一般的だったようです。
細かいことは置いておいて、定年を迎える年齢は、
それなりに人生の酸いも甘いも経験した年齢に迎えるものです。
それまでに十分稼いだ人は、悠々自適に過ごすという選択肢もあるでしょうが、
多くの雇われる生き方をしていたサラリーマンは、
せめて年金が支給されるまでは働くという選択肢を選ぶ人が、8割以上いるでしょう。
そして、先の話に戻りますが、定年後8万時間もあると言われると、
2つの反応と思います。
一つ目は、そんな時間があるなら何かやらないととお焦る人。
二つ目は、そんな時間がるならのんびりやろうというゆっくり構える人。
どちらでもいいのですが、ここでしっかり認識しておきたいのは、
定年後は体力的に衰えるだけだということです。
定年後 8万時間もあるという罠 体力は衰えるけど
平均寿命が伸びていますが、
実は、自分で自分のことが出来る健康年齢は、
伸びよりは鈍く、あまり伸びていないという統計もあるようです。
つまり、介護が必要になる期間が伸びているということになります。
結論としては、60歳を過ぎるとみんな体力的には衰える一方なのです。
だから、現在の瞬間が、残りの人生で一番若いということになります。
別にこれはどの年代にも言えますが、厳密に言えば、
60歳を超えたら、現在が今が体力的に一番若いという言い方が正しいと思います。
定年後 8万時間もあるという罠 僕は焦っています
実は、僕は静かに焦っています。
つまり、残り8万時間と言っても、
これは結果であり、誰にでもあるわけではなく、
人それぞれで、しかもいつ終わるかわからないという怖さがあります。
これを定年退職間近に控えたサラリーマンに、
もっと年下の講師が知ったかぶりで「定年後8万時間あります」という
セミナーで言われても、僕は「ふざけんな!」と心の中でつぶやくと思います。
つまり定年後の8万時間は、言葉のあやでしかなく、
しかも生きた結果であり、僕なんかは、好きなことをやるなら、
思い立ったが吉日で、すぐやらないと、もったいないよと皆さんに伝えたいです。
まとめ
初めて、定年後に8万時間もあると聴いたときは、
嬉しく感じた半面、どうやって使おうかと悩んだものです。
でも、よく考えると、保証されている時間ではなく、
人それぞれで、いつ終わるかわからない怖さがあります。
つまり、60歳を過ぎたら、定年後を迎えたら、
「そのうち」「今度」「また」「いつか」ということは考えないで、
やりたいことがあればすぐやる!今でしょ!としないと世を去るとき後悔すると思います。
そんなことで僕は日々静かに焦りながら生きています。
コメント