ボブ・ディラン。
デビュー以来60年近く、音楽活動を続け、現在でも「ネバー・エンディング・ツアー」と称して年間100回前後の公演を続けているそうです。僕も2年前に、渋谷のオーチャードホールに公演を聴きに行きました。
同時期に来日していたマドンナが、公演の開始時間を大幅に遅らせるという観客を舐めた態度でバッシングを受けたのとは対照に、ディランの紳士にして真摯はステージマナーは感動物でした。
ホンダのスーパーカブは、発売以来なんと60年という超ロングセラーを続けています。
作家の五木寛之は、1966年のデビュー以来約50年の及ぶ執筆活動を続け、現在も思想家としても注目を集めています。
こんな人たちと比べるのは申し訳ないけど、僕も現在の会社に大学卒業後入社して、昨年、定年退職しましたが、現在も働き続けこの4月で37年目になりました。
僕は物事を続けることに意味があると考え、コツコツ勝つコツという言葉を自分への戒めとしています。
続けることに意味がある ボブ・ディラン
ボブ・ディランが、一昨年の2016年にノーベル文学賞を取った時は全世界の人が驚いたと思いますが、59年のデビュー以来60年近い音楽活動を考えると、ノーベル賞も納得いくものです。
ディランは、最初のアルバムを録音したのが、1961年のこと。
自分で歌い、ギターを弾いて、ハーモニカを吹き、制作費はわずか402米ドルでした。
当時の貨幣価値を現代と比較すると、約8倍になっているので、それでも約3,200米ドル。日本円に換算して約33~34万円程度。
デビューアルバムは、発売当時あまり売れなかったようですが、現在でももっとも投資に対して報酬の多いアルバムと言えます。
続けることに意味がある ホンダ スーパーカブは発売60周年
ホンダのスーパーカブと言ったら、日本の庶民の生活を支えてきたといってもいいバイクです。昨年2017年には、世界での生産台数は1億台を突破したそうです。
1958年(昭和33年)、一台のエポックメイキングなバイクが誕生しました。その名はスーパーカブC100。
低床バックボーン式フレームに大型レッグシールド、自動遠心クラッチの3速ミッション、そして空冷4ストロークOHVエンジンを搭載。
それがスーパーカブの初期モデルでした。
スーパーカブと言えば、蕎麦屋の出前に、早朝の新聞配達や牛乳配達、その他いろんなビジネスシーンに活躍してきた、日本の庶民の生活を支えた一台といっても過言ではないでしょう。
続けることに意味がある 五木寛之
僕が初めて五木寛之の小説を読んだのは、高校一年の時だったと思う。
最初に読んだのが「青年は荒野をめざす」
その後、青春の門を始め、五木氏の小説を読み漁りました。
当時、五木氏は40才代半ば。
一時休筆もされていましたし、もう小説はあまり書かれないのかな、と感じていましたが、生きるヒントを出されてから、思想家として一面も出されてきて、御年85歳ながら、人生の締め括りに関して独自の考え方を展開され、以前にもまして注目されています。
先日もNHKの昼の番組に出演されて元気なお姿を拝見しました。
「余命」「孤独のすすめ」「新老人の思想」など、僕にはすんなり入って来る考え方で今後の生きる支柱にしたいと思っています。
まとめ
転職を繰り返す人がいます。物事が長続きしない人がいます。
パートナーをとっかえひっかえする人がいます。
一時的にはいいかもしれません。
僕も会社こそ長く勤めていますが、その他のことは長続きしていないことだらけです。
でも、仕事のように専門性を追求できるものは長く続けることでより深い部分を知ることができると思います。
また長く続けるということはその間には山あり谷ありで決して平たんではないので生きて行く上での知恵もつき人間的な魅力も増すと思います。
何か一つでもいいから続けてみようよ。
ある90才のおばあさんが、一つだけ後悔していることがあると言ったそうです。
それは60才の時にバイオリンを始めようと思ったけど、もう遅いと思いやらなかったそうです。でもそれから30年。もし始めていれば、簡単な曲なら何曲か弾けるようになっていたかもしれません。
60才になっても長く続けられるころがありますよ。
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