こんにちは、
こめまるです。
ショッピングセンター内のお店で働いていると、季節の移り変わりを「音楽」で思い知らされます。
今年も10月に入った頃から、店内では早々とクリスマス音楽が流れ始めていました。
気がつけばもう2か月以上、毎日のように同じ曲を耳にしていました。
正直なところ、12月も半ばを過ぎると「もうそろそろいいかな……」と思う瞬間もありましたね。
仕事中、何度も繰り返されるメロディーは、さすがに耳に染み込みすぎます。
ところが不思議なもので、25日「今日で聞き納め」と意識した途端、急に名残惜しくなってくる。
終わると分かると、あれほど当たり前だったものが急に愛おしく感じられます。
人の感情とは勝手なものですね。
ズートピア2を妻と観た
そんな年末のある日、妻と一緒に「ズートピア2」を観てきました。
場所は、私が週2回、清掃のアルバイトをしている隣駅の映画館。
普段は上映前の静まり返った館内で、床に散らばった前夜のポップコーンを片付けています。
その同じ客席に、今度は観客として座るのだから、少し奇妙な感覚ですね。

※妻と食べた味違いのハーフ&ハーフのポップコーン
掃除をしている立場としては、「今日は絶対に床に落とさないぞ」と思いながらポップコーンを買ったのですが、やはり映画を観ながら食べる楽しさには抗えません。
暗闇の中でスクリーンに集中し、無意識に手を伸ばす――映画館という空間が持つ魔力を、実感しました。
「ズートピア2」は、単なるヒット作の続編ではないと思います。
前作で描かれた「偏見」や「差別」というテーマを、さらに一段深いところまで掘り下げていると感じるのです。
動物たちの世界というファンタジーを借りながら、その実、人間社会が抱える分断や不信、恐れを容赦なく映し出しています。

※映画館に展示してあった可愛いぬいぐるみ
特に印象的なのは、多様性を「きれいごと」として描いていない点です。
違いを認め合おう、仲良くしよう、で終わらせず、理解できない他者とどう共存するのか、対立が避けられないときに何を選ぶのか、という問いを突きつけてきていました。
その描写は、子ども向けアニメではなく、大人向けとしてはかなり踏み込んでいると思います。
こんな映画こそ、政治家には観てほしいですね。
特にあの政党には。
まとめ
現在のアメリカ社会、そしてトランプ政権下という現実を考えれば、これほど明確に多様性を前面に押し出した作品を、ディズニーが世界に向けて送り出すこと自体が強いメッセージです。
動物というフィルターを通すことで、観客は身構えずに物語を受け取れる。
しかし見終わった後、ふと気づく。描かれていた問題は、決してスクリーンの中だけの話ではないのだと。
大げさに言えば、「ズートピア2」には、エンターテインメントとしての楽しさと同時に、今この時代に何を語るべきかという作り手ディズニーの本気が感じられるのです。
毎日流れてくるクリスマス音楽や、床に散らばるポップコーンのような日常の風景と、スクリーンの中のズートピア。
その距離は意外なほど近い。
そんなことを考えさせられる、年末にふさわしい一本でした。


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