シベリア抑留ものがたりを観て

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こんにちは、
こめまるです。

3月30日、新宿住友ビル33階にある「平和祈念展示資料館」に行ってきました。
2月に妻と行き、今回2回目。

映画「ラーゲリから愛を込めて」を観たこと、安倍第二次政権以降の政府の動きの不穏さ、そしてロシアのウクライナ侵攻の影響で、どうして日本は、昭和のはじめに太平洋戦争へと突入して行ったのかを知りたくなって少しずつ資料を調べるようにしています。

ここを訪れるのもその一環。
今回は、シベリアに抑留された経験を持つ斎藤邦雄さん自身の体験をアニメ化『シベリア抑留ものがたり』が上映されているので観に行ってきました。

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シベリア抑留ものがたり

今回みたビデオ動画は、まるで紙芝居のようなアニメでした。
近年のCGを駆使したアニメ作品も素晴らしいですが、こんな素朴なアニメ作品もより心に沁みます。
むしろシンプルだからこそ思い出しやすく、いまこの文章を書きながらもアニメで描かれた光景が蘇ってきてこみ上げてくるものがあります。


作者の斎藤邦雄さん(1920-2013年)は、群馬県の出身。21歳の時招集されました。
そして兵士として中国で約5年間の軍隊生活を送った後、戦後にシベリアで約3年間の抑留生活を強いられました。

帰国後はマンガ家となり、コトバだけでは伝えにくい戦争や抑留を、分かりやすいマンガにしました。斎藤さんはこう語っていました。
戦争の体験を子どもに伝えられる紙しばいのようなものを作りたかったそうです。

この春、斎藤さんの想いを受けとめたアニメ作品『シベリア抑留ものがたり』が完成しました。これは、終戦後にシベリアに抑留され家に帰るまでの8年間を描いた、紙しばいのようなアニメ作品です。

残念がら『シベリア抑留ものがたり』の上映は今日4月2日までですが、4月も毎週特集が組まれています。

https://www.heiwakinen.go.jp/category/theater/

こちらでご確認ください、

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平和祈念展示資料館 充実の情報メディアコーナー

平和祈念展示資料館には、充実した情報メディアコーナーがあります。

そこには漫画家水木しげる氏のラバウル戦の体験談(そこで水木氏は片腕を失くしている)。

俳優西村晃の遺言書の朗読(西村氏は特攻隊員として飛び立つ前に待機命令が出て終戦となった)。

作曲家吉田正氏の取材記事の朗読(吉田氏はシベリアで3年間強制労働させられた)など視聴できます。

最後に

総務省の委託事業ですが、こういうことにはしっかり税金を使ってほしい。

そしてどんどん利用して欲しい!

図書閲覧コーナーも充実。本が苦手な人も漫画や絵本もあり子供とも楽しめる。

平日の日中と言うことで僕くらいの中高年男女が数組、5才くらいの子供を連れたおかあさんなどの来館でしたが、そのおかあさんが子供の質問にひとつひとつ資料を読みながら丁寧に答えていた姿に心が打たれました。

※画像の高層ビル群には新宿住友ビル側から撮ったので住友ビルは映っていませんのであしからず。



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