まる ありがとう

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こんばんは、
こめまるです。

養老孟司氏の著書で、『まる ありがとう』という本がある。
養老先生の愛猫まるが、2020年に18歳の高齢で逝った。
ネコにしては大往生だ。

猫の年齢 人間の年齢

基本的に猫の年齢を人間の年齢に換算するのはあまり好きではない。
なぜなら人間は、変に頭がいいから人生が80年だったらこう生きてああ生きて、だから人生を逆算して、例えば30歳で結婚してなんだかんだと考えてしまう。つまりそれに対しての年齢であり、もっというと昔からの人生というモノサシがあって、それに対してどうだあーだと考えてしまう難儀な生き物。

それに対して猫は死ぬまで生きるという至ってシンプルだ。猫ではないが、多分そうだと思うし、猫だけではなく多くの動物がそうだと思う。
つまり将来どうするとかではなく、今をどう生きるかが大切なのではないだろうか。

養老先生ほどの教養人が、猫ごとき、と言っては失礼だが、多くの哲学的示唆を得ているようで『まる ありがとう』という本は面白いのだ。

上の画像は、毎週土曜日の朝、コミュニティで行っている読書会用のものだ。
テーマが「場所・土地」なので、僕は鎌倉をネタにした。
鎌倉には、養老先生の自宅兼仕事場があり、まるは敷地内はもちろん近所をうろうろして気ままに生活していたようだ。

養老先生の自宅は、クルマが入って来れない所だそうで、それでもまるも安心して生活できたのだろう。

まる ありがとう 自足

まる ありがとう』には、『自足』という言葉が何度か出てくる。

自足とは、自分で必要を満たすこと。

どういうわけか、付箋を貼っているところにはこんなことが書かれている。

“よく「老後が心配だ」という人がいるが、まるがしゃべったらこういうに違いない。
「自分がいつ死ぬか分からないのに、何を心配してんだよ」
天気が良ければ虫を捕りに出かけ、雨が降れば家にこもって標本を作る。私は、それで満足である。外で何があっても、最後はそこに帰ればよい。自足できる時間を持つ人は、強いのである。”

うーん、シンプルなようで深いな。まだまだ養老先生の境地は遠いかもしれない、

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